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効率の良い勉強はどっち!?夜型 VS 朝型 それぞれの長所と短所

試験前、プレゼン前の準備等での徹夜体験は、おそらく誰もが通った道でしょう。普段は夜なんて眠いだけ…と思う人も切羽詰まってせざるを得なかった人がいるはずです。

かくいう私もそんな徹夜嫌いであるのにやむを得ず徹夜をしたことのある一人であります。私は普段、朝から勉強することを好むので、夜遅くは勉強せずに寝ています。

しかし、本当に効率の良い勉強の時間帯はどちらなのでしょう。確かに、珍しく徹夜をしたその日は辛かったのですが、普段以上に必死になって勉強しているようにも感じられました。夜のほうが集中できるのではと思うほどです。

そこで今回は、果たして夜型の勉強と朝型の勉強ではどちらの効率が良いのかを徹底解説します。

夜型のメリット・デメリット

夜型のメリット

一つ目のメリットは、真夜中は基本的に多くの人が寝静まっている時間であるということです。生活音が気になる人にとっては、最高の時間といっても過言ではないでしょう。

家族がいる場合ですと、なんとなく部屋に入ってきそうな足音がするなと思うだけで気をとられてしまうことがありませんか?そういう人には、夜中の勉強は適しています

二つ目のメリットは、必死になりやすい時間ということです。切羽詰まっている時が多いという前提がなければいけませんが、緊張感を持って勉強を試験まで続けることができるということです。

次の日などが試験であるなど直近の場合、嫌でも残り時間を意識することになります。あと何日あるではなく、あと8時間と感じる方が必死になれます。また、気持ち次第ではありますが、大きな試験だけでなく、小テストや確認テストの類が直近でも同じような緊張感を得られます。

夜型のデメリット

まず一つ目のデメリットは、夜型は結果的に徹夜につながりやすいということです。徹夜でずっと勉強していた方が勉強時間が長くなるのではという人もいると思います。しかし、連続で徹夜は不可能ということです。ギネスで認定されている最長記録は11日です。そのため、受験などの長期戦には不向きであることが分かります。

また、徹夜健康被害も大きいことが知られており危険性が伴います。私も大きな試験前に2日ほど徹夜しました。1日目はわりと元気に過ごせるものの2日目は酷い有様でした。

軽い吐き気と、頭痛集中力の欠如など、さまざまな問題が起きました。何度もテキストを読んでも、字として認識するだけで、意味を認識できないという状態になったので、2日目は勉強になりませんでした。

徹夜続きで、新しいことを覚えたり、複雑な作業をしたりするのは困難を極めることでしょう。

二つ目のデメリットは誰にも見られていないということです。静かな代わりに、気持ちがゆるみやすくなる人もいます。ちょっと休憩から、スマホゲームに熱中して朝になったという経験が私にはあります。

人間、一人で自分を律するのはとても難しいのです。

夜、人がいるところで勉強するためにファミリーレストランなどで仲間と集まって勉強すればいいという人もいるかもしれません。しかし食事をろくにせず、ただ長居されるのを迷惑に思うお店も多いので、おすすめはできません。

早起きのメリット・デメリット

早起きのメリット

一つ目のメリットは、朝の方が脳科学的に、脳の動く効率が良いということです。脳科学者が、朝起きて3時間が最大効率だと言っていることもあります。

普通に考えても、人間は古来より昼行性であるため、生物的な特徴を踏まえれば、早起きして日中の活動時間を増やす方が効率性につながるのは自然なことです。

脳の働き方と本来持つ性質を踏まえたら、早起きをして勉強をすることは、とても理にかなっています

二つ目のメリットは、普段の勉強開始時間が実際の試験時間に合わせやすいということです。多くの試験は朝か昼には始まり、夕方には終わります。

夜型の人が、この朝から始まる試験に、頭の回転が速い時間を合わせようとするのは難しいです。もともと夜に勉強のピークがくるように日々の勉強で慣れてしまっているのが裏目に出てしまうのです。

一方で、朝型の人は、朝から勉強することに慣れているので、ほぼ全ての試験時間に適応できます。日々、勉強をスムーズに行ってきた時間が、まさに実際の試験を受けている時間と同じという人の方が、パフォーマンスは最高となるでしょう。

朝型のデメリット

一つ目のデメリットは、何かの理由で朝起きる体力がない場合、起きられなくて勉強計画を無意味にしてしまう可能性があることです。夜更かしをしようとして、寝ないようにするのはなのですが、逆に起きてすぐに動くには体力が必要です

自動車の燃料と同じです。同じようなスピードで止まらずに走っていると、安定した消費量で済みます。しかし、何度も完全に止まり、スタートする度に大きな力が必要となると、燃料をかなり使ってしまいます。

だからこそ、起きる体力や気力がなければ、すぐに起きられなくなります。これでは、せっかく勉強計画を立てても、立てては崩すで、埒が明かないのです。

二つ目のデメリットは、基本的に真夜中の時間まで起きているという想定がないということです。ここで生じる問題は、環境によっては、夜は寝られるという想定が簡単に崩れるということです。

一人で勉強だけをしていれば良いという環境ならば、この問題は起きません。しかし、勉強だけをしていれば良いというのは、入試の受験生くらいです。

例えば、会社勤めと資格勉強を並行して行う人もいるはずです。その場合、会社のプレゼン準備やチームでの連携の際に、夜の時間を使わざるを得なくなると思います。

夜も勉強以外の時間に費やすとなると、朝に早く起きられなくなるリスクが上がります

すっきりとした目覚めのための睡眠時間

夜更かしをする人も、早起きをする人も、結局はいつかは寝て、起きるわけです。その後の目覚めが悪ければ、効率的な勉強にならないわけです。

ここで、理想的な睡眠時間について述べましょう。レム睡眠、ノンレム睡眠という単語を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。これが睡眠中にサイクルとなっています。レム睡眠中に起きられると目覚めがすっきりすると言われています。

ただ、この睡眠時間の周期は様々です。平均で一周期90分とは言われますが、70分の方もいれば、110分の方もおり、また日によっても異なるのです。レム睡眠とノンレム睡眠の割合も、大人はレム睡眠は約25%と言われてるものの、個人差や年齢差があります。

ここで、では理想的な睡眠時間をどう探せばいいかという話になりますが、私はスマホアプリで睡眠の質分析と時間調整を行ってもらうことをおすすめします。自力で分析するのも良いのですが、思っていたよりアプリの分析は役立った記憶があります。

加速度センサーで睡眠中の身体の動きを感知し、それを元に睡眠における状態を分析

睡眠時間についての議論は様々ですが、睡眠分析のアプリも参考にしてみてください。

まとめ

夜型と朝型のどちらが効率的な勉強につながるかについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。それぞれのメリットとデメリット、そして自分の体質と周囲の環境を踏まえて、朝型の勉強にするか、夜型の勉強にするか考えた方が良いでしょう。

時間というもの自体は平等に与えられています。だからこそ、与えられた時間をどう効率的に使うかが重要となってきます。その助けに、この記事がなれればいいと思います。

Categories: 生活・習慣・環境
Tags: 分析睡眠