英語を習得したい社会人へ!ワーキングメモリーを活用した勉強方法

記憶のメカニズム

社会人になっても付いてまわる、勉強の二文字。

むしろ、学生時代よりも社会人になってからの方が勉強する機会は多くありますし、しかも時間が少ない中で行う必要がある分、学生時代より効率の高い学習方法が必要となります。

社会人にとって関心の高い分野といえば、第二言語としての英語ではないでしょうか。

英語に触れる機会の多い外資系の企業で働く方であれば既に学習を進めているかもしれませんが、英語学習を志すのは何も外資系企業に勤める方だけではありませんよね。

キャリアアップとしても人気な英語の学習ですが、社会人になってから新たな言語を取得するハードルの高さに驚いた方も少なくないのではないでしょうか。

駅前留学という言葉が流行った背景には、独学の難易度の高さが現れていると言えるでしょう。

しかし、高額な費用を支払い、仕事終わりの貴重な時間を割いて通うことにメリットを感じられない方もいると思います。

この記事では、そうした社会人の方にお勧めの英語勉強方法をご紹介します。

英語学習用のアプリ

単刀直入にお伝えすると、英語の学習には「スタディサプリ英単語」と呼ばれるアプリが最適です。

このアプリでは、基本的なコミュニケーションや文書の読解程度であれば、大学入学程度の基礎的な英語力を無料で養うことができます。

アプリでの学習を勧める理由としては

  • 人間の記憶のシステムに沿った覚えやすい学習方法であること
  • 無料なので手軽に始められること
  • 学習開始までのハードルが低いこと
といったものが挙げられます。それぞれ細かく見ていきましょう。

人間の記憶について

まずは少しだけ寄り道して人間の記憶について解説していきます。

アトキンソンとシフリンという二人の心理学者が提唱した記憶に関する仮説に「記憶の二重貯蔵庫モデル」があります。

それによると、記憶は短期記憶長期記憶に分けられています。

短期記憶の中にはワーキングメモリーと呼ばれる作業場所のようなものが用意されていて、普段考えたり計算したりするための機能が備わっています。

このワーキングメモリーでの作業を通して「意味のある」記憶が短期記憶から長期記憶へと送られることで、長い間情報を記憶しておけるようになります。

ワーキングメモリの機能とは

作業場として機能するワーキングメモリーですが、主に二つの機能を有しています。

それは音韻ループ視空間スケッチパッドと呼ばれるものです。

音韻ループとは発音や聞き取り、英語学習に当てはめるとリスニングやスピーキングに当たります。

視空間スケッチパッドとは視界に入る情報を処理するものだと思ってもらえばよいです。

英語学習でいえばライティングやリーディングがこれに当たります。

いずれの要素も英語学習で通る道ですよね。

中学や高校、場合によっては大学でも英語の教科書を書き取りしたり、CDの音声を聞いたり、それにあわせて音読したりした経験があると思います。

何故こうした「聞く」「話す」「書く」「読む」という4つの手順を踏むのかといえば、先程お伝えした音韻ループと視空間スケッチパッドを余すことなく使うことで、記憶の定着を促すためです。

もし読んだり聞いたりするだけであれば、音声の作業を担当する音韻ループしか用いないので、記憶への定着が不十分になる可能性がありますよね。

どうせなら4つの方法を余すことなく使って、長期記憶への道を用意する方が記憶が定着する確率が高くなると考えられます。

そして、記憶を定着させるには精緻化と呼ばれる手法も有効です。

これは周辺知識をまとめて覚えることで更に記憶の定着を手助けする方法で、スマホを用いた学習であればこの周辺知識の収集がとても簡単に行えるという利点があります。

記憶に定着しやすい勉強方法

記憶に定着しやすい勉強方法は、ワーキングメモリーの機能を逆手に取ることで編み出すことができます。

つまり、「聞く」「話す」「書く」「読む」の4つを全て網羅しながら、周辺知識の収集まで一気に行える学習方法があれば、とても効率的に記憶の定着を狙えるようになります。

それを可能にするのが、先程お伝えしたスマートフォンアプリの「スタディサプリ英単語」です。

アプリ概要

そもそもスタディサプリというサービスは、大学入試をサポートすることをメインの目的とした学習管理サービス・アプリでした。

他にも資格試験や読書の管理にも使えるスグレモノでしたが、そうした学習全般の管理を行っていた㈱リクルートマーケティングパートナーズが開発した英単語学習アプリが「スタディサプリ英単語」です。

どのようなものかを紹介するにあたっては実際にアプリをインストールしてもらうのが一番早道なのですが、その名の通り英単語の暗記にもってこいな機能が盛りだくさんのアプリです。

「聞く」「話す」「書く」「読む」をスマホ一台で練習できる上、テストも用意されているので自分がどこまで学習しているのか簡単に確かめることができます。

更に、学習媒体がスマホのアプリなので、いつでもどこでも取り組める点も社会人にはありがたいです。

わざわざ仕事終わりにどこかへ出かける必要がありませんし、ワンタップで学習を開始できます。

加えてスマホアプリで学習を用いる利点としては、精緻化がしやすいことが挙げられます。

例えば単語の語源などのように気になることを、移動中であってもブラウザを開けば一瞬で調べられるので、記憶の精緻化へのハードルがとても低くなります。

極めつけは無料アプリであることです。

タダで大学入学程度の英単語を発音含めて網羅できるので、日常会話や英字新聞や記事読解レベルの単語であれば完全にマスターすることが可能です。

ワーキングメモリと読解力の関係

また、研究により、読解力とワーキングメモリの容量には相関関係が認められています。

参考 読みとワーキングメモリ容量

上記論文中の、大学生30人に対して行われた4つの実験において、ワーキングメモリの容量は読みの過程における個人差、特に読解力と比較的よく関連することが認められています。

そのため、まずスタディサプリなどで英単語を覚えることで読解力の下地を養い、加えて読解力を高めていくことでワーキングメモリの容量を高められれば、より効率的に学習を進めることができるでしょう。

加えて上記の論文においては、単語を単なる文字情報として捉えるのでなく、イメージに置き換えたり、単語同士に関連性を持たせたりなどの方略が有効であったとの記述もあります。

記憶のコツについてはこちらの記事でも紹介しているので、ご参考になさってください。

【脱・覚えられない!】勉強における正しい記憶のコツ

これらの組み合わせによって、記憶は補強されていくでしょうし、総合的な英語力は高まっていくでしょう。

まとめ

高校や大学で英語を専門的に勉強したという方以外であれば、社会人になってからの第二言語獲得は非常に大きな費用や時間を費やすことになるでしょう。

まして、ビジネスレベルまで持っていくとなれば、基礎からしっかり学ぶ必要があります。

そこで注意して頂きたいのは、このアプリは便利ではあるけれども「基礎レベル」であるということです。

例えばアプリ内のテストで全て100点を取ったとしても、それは海外移住を目指す方にとってはスタートであってゴールではありません。

あくまで大学入試レベルまでしかカバーしておらず、本格的な英会話やビジネス英語レベルをカバーするものではないので、そこには留意してください。

また、英語を日常的に使用する職に就きたい方などにとっては物足りない内容だと思いますので、学習を開始する前にこれだけは決めておきましょう。

それは英語を学習しどうなりたいのかというゴールです。

このゴールから逆算した学習方法こそが、あなたに適した学習法となります。

学生時代に英語を学んだ理由はテストで赤点を取って留年しないためだった方も多いと思いますが、社会人になってまで英語を学ぶということは、その英語を使って得たい結果があるということのハズです。

その結果を見据えて、あなたにぴったりの英語学習方法を選びましょう。

アプリを利用した学習方法は、あくまで基礎からしっかり学びたいという方に対してのお勧めですので、例えばこのアプリで基本的な英単語を身に着けてから英会話教室に通う、といった使い方もよいと思います。

ポイント
五感をフル活用して効率的に知識を長期記憶に蓄積しよう!

記憶についてはこちらの記事も是非ご覧ください。

効率のよい暗記を目指す!右脳を使った暗記テクニック

記憶のメカニズムから考える暗記の秘訣!エピソード記憶のススメ

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