効率重視!最速で大学受験を攻略する【英語編】

英語の勉強

受験生の中で英語が苦手という方は数多くいます。
英文が全く理解できない、まず何から手を付ければいいのかも分からない、そんな壊滅的な状況の生徒も少なからず存在します。

そんな状況の生徒に必要なのは、ひたすら勉強すること、なのでしょうか。

確かに勉強時間というのは合否を分けるポイントの1つではあります。しかし、最も重要なのは「正しい勉強法を身につける」ということです。

ここで言う「正しい」というのは「効率がいい」ということです。正しい勉強法を知らないまま闇雲に自己流で勉強をしても、良い結果を得られることは稀です。

そこで、自分自身も学生時代に試行錯誤し、前述のような壊滅的な状況から難関国立大学に合格するまでに成長した私が見つけ出した、最も効率の良い勉強法を紹介します。手順は全部で4つです。

Step1:単語を覚える

「ええっ、単語かよ。そんなの当たり前だからもっと手っ取り早い方法教えろよ」

こう思った人はいませんか?

正直に言って、そんな都合のいい方法はありません。

大学受験において、最終的には必ず単語力というものが必要になります。

ここから勉強する過程でも、単語を知らないと勉強効率は確実に下がります。それならば一番初めに単語を一通り覚えておくのが最も効果的なのです。

単語の覚え方

それでは具体的な覚え方を紹介していきます。

まず英単語のように膨大な量の物を覚える時に重要なのが「何度も繰り返し見る」ことです。

一見、何度も見るのは非効率的に思えます。
一回で覚えたほうが効率的ではないか。

しかし、実際はそうではありません。一回で覚えようとすると、英単語のように膨大な量の物の場合必ず行き詰まります。

一回で覚えようとすれば、どんな方法であれ、ある程度の集中力が必要になるからです。
そんなに長く集中力というのは持ちません。

それに実際、一回で全ての単語を覚えるのは不可能なのです。単語帳の一つ目の単語を集中して覚えても、何百何千の単語を覚えていくうちに一つ目の単語からどんどん忘れてしまうのです。
そして本当に覚えていたのは直近に覚えた数十個の単語だけ。こうなるのが現実です。

そのため確実に覚えるには何度も見ることが重要です。
しかし、ただ何度も見るのではありません。「高速で」何度も単語帳を周回するのです。

初めの速さの目安としては、少し早めに単語と単語の意味を音読してすぐ次の単語を見るくらいの速さです。

今さらっと「音読」という言葉を出しましたが、これは周回時にはすることをおすすめします。
視覚情報に聴覚情報をプラスすることで記憶に定着しやすくなるからです。

しかし、単語を覚えるのはちょっとした隙間時間にやるのがおすすめなので、音読はできればで構いません(通勤時間中などの隙間時間だと声は出せませんからね)。

だいたい一日で同じ300単語を2,3周して覚えるまでそれを毎日繰り返すのがおすすめです。1単語1秒くらいなので実際一日20分もかかりません。そのようにして単語帳を何度も周回し、単語力を身に着けます。

おすすめの単語帳

方法はこれで大丈夫ですが、よく聞かれるのがおすすめの単語帳です。

やはり試験に出る単語を多く載せている単語帳がおすすめなので、受験の定番の単語帳で大丈夫です。

例えば、私が使っていたのは「ターゲット1900」です。

センターレベルであればこれだけで問題なく突破できますし、何より試験に出る順で掲載されているので、自分が目指す大学のレベルに合わせて覚えるところを区切ることもできます。

そのため試験まで時間がない人で、このStep1からスタートする人は、ある程度のところで区切って周回するのがおすすめです。

私も時間が無かったのですべては覚えずにセンターを迎えましたが、それでも問題は無かったです。

Step2:文法を覚える

これも単語同様に、避けては通れない道です。

ただこれまでの時点で、最低限の文法さえ身につけられている人なら既に世界が変わっていると思います。

「あれ?英語ってこんなに簡単だっけ?」Step1を終えた時、僕はそう感じました。それだけ単語というものは重要なのです。

ただ、まだ完璧ではありません。単語は知っていなければその単語の意味が分かないように、文法も知っていなければ意味が分からないものが多く存在します。
これを習得することでさらに英語に対する自信をつけましょう。

おすすめの参考書

さて、おすすめの参考書についてですが、文法については習熟度にかなり個人差があると思うので、おすすめする参考書は自分のレベルに合ったものということになります。

おすすめの参考書はいろんなサイトで「こんな人におすすめ!」といった形で紹介されていますので、自分でいろいろ調べてみて下さい。ここではあえて紹介しません。

ただ、一つ言えるのは、網羅系の参考書は時間がかかりすぎるのでおすすめしません。できればコンパクトで要点だけをさらえるものが良いと思います。

Step3:問題を解き、音読をする

さて、ここまで到達できればあとは楽です。
あとはこれまで覚えた知識をアウトプットできるように練習するだけです。

この段階に来た生徒でよくあるのが長文を読むのが遅いということなので、それを克服していきます。

具体的にどうしていくかというと、まずは問題を解きます。
この時解く問題は自分のレベルより少し簡単なレベルのものを解いて下さい。
最初は解くのが遅いと思いますが、焦らず解いてみて下さい。

そうして答え合わせをして解説をみて、間違えたところはなぜ間違えたのかを考え、次は間違わないように対策を立てましょう。これはどの教科にも通ずる大事なことです。

そうしたら、いよいよ音読に入ります。

音読は英語学習の定番ではありますが、やり方を間違えてしまうと効果は半減です。

大事なのはただ音読するのではなく、頭の中で英文の意味を理解しながら音読するのです。

最初はこの同時進行が難しいと思いますが、ゆっくりでいいのでなんとかやり遂げてみてください。

この練習を毎日続ければ、各段に英文を読むスピードが速くなります。

一日に音読する回数の目安はだいたい5~10回です。同じ文章を何回か音読して、余裕でこなせるようになったらまた別の文章(既に問題を解いて答え合わせしたもの、直近のものが望ましい)を音読してください。

それをひたすら繰り返していきます。

Step4:過去問、予想問題などを解く

音読をある程度こなせば、後はセンターや志望校の試験の傾向に慣れるだけです。

特にセンターはその出題形式が独特であり、問題量もシビアなため練習が不可欠です。

この段階で単語や文法、イディオムなどに不安を感じれば、復習するなり、時間に余裕があるなら新しい本を買うなりすればいいと思います。

ただ大事なのは解いたらしっかりと答え合わせし、間違えたところはなぜ間違えたのかを考え、次は間違わないように対策を立てることです。

これをしつつ、次々に問題を解きまくって下さい。合格はもうすぐそこです。

まとめ

以上が、最も効率の良い英語の勉強法です。
所々ほかの教科にも応用できる部分もあったと思います。

この手順をしっかりこなせば必ず英語力はつくので、これ以上の下手な近道をしようとせずに頑張って下さい。
近道は時に遠回りにもなり得るのです。これは人生の一つの教訓として覚えていて損はないですよ。

こちらの記事でも大学受験における英語の対策法を解説しております。

大学受験科目別対策法【英語編】

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