突然ですが、あなたは右脳と左脳の違いを詳しくご存知ですか?
実は、暗記において重要なのは、右脳と左脳の使い分けです。
普段、私達は無意識の内に右脳と左脳を使い分けています。
それぞれが得意な部分をうまく利用して、脳は様々な作業を行っているのです。
これは物事を記憶するときにも同様です。
それぞれの得意分野・役割をよく理解した上で行わなければ、効率的に暗記を進めることはできないでしょう。
では右脳と左脳の役割はどう違うのでしょうか?
右脳と左脳、暗記が得意なのはどちらか?
右脳と左脳にはそれぞれ全く異なる役割があります。
右脳は感情をつかさどって映像をイメージしたりするのに対して
左脳は言語をつかさどって論理的に思考する役割があるのです。
そして、試験勉強で覚える必要がある多くの知識は文字によって描写されています。
試験の解答もその文字を使って問われることが多いでしょう。
音や映像、絵で回答する機会は比較的少ないものです。
そのため私達はふつう、試験勉強をするときには習慣的に左脳を利用しています。
しかし左脳は文字や数字を論理的に分析する働きがある反面、多くの情報を記憶できないのです。
逆に全体認識や見たり聞いたりしたもののイメージは、映像や音声として右脳で処理されます。
そして右脳は左脳に比べて容量に優れているという特徴があるのです!
そして文字として認識した情報を左脳で処理するに留めるのではなくて、イメージした情報を右脳で覚えたほうが、効率よく大量の情報を暗記できます。
例えばappleという単語は、「りんご」と文字で覚える方法より、
赤くて甘酸っぱい果物の映像を思い浮かべて「apple」と唱えるほうが記憶に残るのです。
このような、右脳で覚えるためのテクニックをこれからご紹介します。
右脳を使った暗記テクニック
握るだけ暗記法
「片手をぎゅっと、グーに握るだけ」
そんな驚くほど簡単な方法で、右脳を活用できる方法があります。
覚えるときに右手、思い出したいときに左手を握ると暗記の効率が上がるのです。
簡単すぎるこの方法ですが、米国・モントクレア州立大学が発表した科学的根拠のある勉強法の一つです。
握るだけ暗記法の理屈や使い方は下記の記事に詳しく掲載しています。
マインドマップ
他にも、論理的な知識を右脳に記憶するためによく使われるテクニックとして「マインドマップを書いてみる」ことが挙げられます。
知識を文章や単語で表現するのではなく、矢印やイラスト、色をふんだんに使うことで右脳を刺激して記憶するのです。
下記でも詳しく解説していますが、マインドマップの作成を通して人は情報を映像化し、右脳を活用する事ができるのです。
マインドマップは、記憶力に優れた右脳を活用する最もメジャーな勉強法の一つといえるでしょう。
具体的にイメージしてみる
右脳はイメージをつかさどりますから、何かの言葉を覚えようという時にも、具体的にイメージしてみる必要があります。
しかし、例えば社会科目のような、情景を覚えれば自ずとそれに付随する様々な情報を覚えられるようなものであればまだしも、国語や英語などにおいて、覚えたい言葉一つ一つについてイメージを頭の中に作り、それらをバラバラに記憶しようとしても、覚える労力はあまり小さくなっていないでしょう。
そのため、それらのイメージをつないで覚えられるような工夫が必要になります。
具体的には、頭の中でストーリーを作り上げてそれぞれのイメージを結びつけたり、頭の中に作り上げた空間の中にイメージを配置したり、といった方法が挙げられます。
「物語法」や「記憶の宮殿」と呼ばれるこれらの方法については以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ一度ご参照いただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜひ紹介したテクニックやトレーニングを活用して、暗記の効率を上げていってください。
また、記憶についての関連記事もご紹介しますので、こちらもご参考になさってください。
(参考)
IRORIO | 【拳を握るだけで記憶力アップ!?】右手→左手の順番で脳が活性化:米研究
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