集中して勉強したいけど、ふとした瞬間に集中力が切れてしまうことはありませんか。
集中力が切れてしまうと再び集中するのに時間がかかりますよね。
今回は、たった5分の運動で集中力を回復させる方法を紹介します。
運動は集中力を回復するカギ
集中して勉強したいなら運動がおすすめです。
体力は集中力の基本です。運動の習慣がある人は、そうでない人と比べて集中力が高いことがわかっています。
アメリカ・イリノイ大学の研究グループによると、エアロバイクをこぎながらパソコン上の問題を解くと、何もしなかったときと比べて正答率が上がるという研究結果が報告されています。
運動するだけで、集中力が戻ってくるのは嬉しいですね。
ポイントはランニングなどの激しい運動ではなく、ウォーキングなどのゆるい運動で効果を発揮すること。
学生時代、運動が苦手でも気軽にはじめられそうですよね。集中力を高めたいなら運動をはじめてみましょう。
集中力を高める運動の具体的な効果
集中力を回復するのにどれくらい運動したらいいでしょうか。
アメリカ・ジョージア大学の研究では、20分くらいの軽い運動は3-4時間の集中力を回復することが分かっています。
具体的には、その3~4時間は
- 認知能力
- 集中力
- 考察力
が高まることが見込まれます。
軽い運動の他にも、ストレッチや立ったままの作業でも集中力が向上します。
ふとした瞬間に集中力が切れたときは、20分ほどランキングやストレッチをすると集中力が回復するでしょう。
もう少しで勉強が終わるけど、集中力が切れてしまったというときには立ち上がって勉強してもOKです。
勉強の不安にも運動が効く
回復するのは集中力だけではありません。「この勉強は本当に身につくのかな」というような勉強中に不安が起きたときにも運動が効果を発揮します。
運動によって脳内のセロトニン神経が活発になり、気分が晴れて不安が和らぐと言われています。
「勉強なんかしても…」とネガティブになりやすいなら、運動のちからを使ってポジティブな気分になりましょう。
二十分の運動習慣で集中力が手に入る
先ほど述べた通り、20分ほどの運動で集中力が回復すると言われています。
集中力が切れる度に運動で集中力を回復させるのも一つの方法ですが、普段の運動習慣もベースとなる集中力をアップしてくれます。
その時の集中力が回復するのが短期的な効果だとすれば、ベースとなる集中力が向上するのが長期間な効果です。
週3-4日のウォーキングなどの軽い運動を3-6ヶ月間続けると、神経の必要成分である脳由来神経栄養因子が活発になり、脳神経の結びつきが強くなることがわかっています。
突発的な集中力ではなく、長期間使える集中力を手に入れるなら運動習慣を作るとよいでしょう。
ウォーキングなど20分ほどの運動習慣が、一時的に集中力を回復してくれるだけではなく、基礎的な集中力も作ってくれるのです。
五分間の運動でも効果は十分
とは言え、20分の運動なんて急にできないと思いがちですよね。
20分の運動時間をとるのが難しいのであれば、5分間の運動を試してみてください。
イギリスのエセックス大学の研究によれば、運動を始めて最初の5分に得られる刺激で疲れが取れていくと分かっています。
集中力を回復させるならたった5分間でも効果があるのです。
五分間息の上がる運動をする
5分間の運動は息が上がるくらいの運動量必要なので、20分の運動と比べてハードにしなければいけません。
HIIT運動法という高負荷の運動が必要になります。
5分間のキツイ運動で集中力が回復するので、勉強に集中できなくなったと感じた瞬間に体を動かしてもよいでしょう。
おすすめはバーピーなどの全身運動です。
集中力を向上させるのにおすすめの運動習慣
まとまった時間を確保できるならジムに行き運動するのがよいですが、忙しい方もいるでしょう。
運動の習慣をつけるなら、以下の方法がおすすめです。
室内で運動するなら歩くことから
室内で運動するなら、家の中でひたすら歩いてみてください。
狭い空間でも4~5歩歩けるスペースがあればOKです。早歩きのペースで息が上がるまで歩くと、運動しているのと同じ効果があります。
読書などと組み合わせると、インプットの刺激が多く記憶に残りやすくなるのでおすすめですよ。
作業しながら運動するならステッパー
運動したいけど、パソコンなどでデスクワークをしたいときには、ステッパーがおすすめです。
集中力を持続させるには「立ったまま」や「歩きながら」作業するのがよいと言われています。
自宅に帰る道で歩きながら勉強するのが自然ですが、自宅で勉強するとき歩く動線を確保するのは難しいですよね。
ステッパーだと、その場で足を動かすことかできるので限られたスペースでも運動が可能です。
ステッパーを置く位置にスタンディングデスクを置けば、運動しながら勉強することも。
現在使っている机の上に箱をおいて調整してみましょう。
五分間運動ならバーピー
5分間だけしっかり動くならバーピーがおすすめです。バーピーの動作は、
- しゃがむ
- 腕で身体を支えて跳ねる
- 足を伸ばす
- 足を引きあげる
- 立ち上がる
と全身を使うので、5分間だけでも運動効果が期待できます。
その場でできる気軽さもあるので、集中力を回復したいときにバーピーはおすすめです。
外出中に運動するなら階段昇降
オフィスで運動するなら階段の昇り降りがおすすめです。
階段を10分から20分昇り降りします。疲れが残っていても息が上がることで集中力が戻ってくるでしょう。頭もスッキリしますよ。
いつもの駅から1駅前から降りて歩く
電車で学校や会社へ通っているならぜひ使いたい方法です。
いつもの駅の一つ前から降りて歩きます。早歩きにすればさらに効果はアップです。
いつもより早く家を出る必要があるので、早起きの習慣も手に入れることができるでしょう。
日常生活で運動のチャンスを積極的に取り入れましょう。
運動で集中力を手に入れよう
運動は、集中力を一時的に回復してくれるだけではなく、それ自体の向上も期待できます。
勉強では集中力が必要なので、集中力がないなと思ったら運動をしてみるとよいでしょう。
こちらの記事もよろしければご参照下さい。
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