【短期決戦型勉強法】自作問題とセルフレクチャーによる学習の効果

大学

大学受験や難関資格試験など、一年以上も準備して挑む試験に対して
学校の中間・期末テスト、難易度の低い資格試験など、短期間で勉強して成果を出す必要がある試験があります。

ここでご紹介する、短期決戦型勉強法を使えば、
暗記科目を中心に、短期間で好成績を狙うことができます。

【結論】自作問題を作って声に出して反復しよう

結論から言うと短期決戦型勉強法とは、自作問題を作り、それを声に出して反復することです。

自分で教科書やノートを見直して問題を作り、それを声に出しながら答え合わせしていくというやり方です。
これからメリットも含め詳しく解説していきます。

自作問題を作る

自作問題を作るメリット

自作問題を作るメリットは、ただ与えられた問題を解くよりも、自分の頭で考えることに繋がるため、結果的に理解が進むことにあります。

授業で配られたプリントを見て理解してから問題を解く、というのも良いかもしれませんが、どうしても受動的です。

短期で結果を出すにしろ、やはり最低限の理解は必須なので、
主体的に問題を作っていくというのは非常に頭に入りやすいと言えるでしょう。

自作問題の作り方

では、どのようにして自作問題を作るかを説明していきます。

  1. なんでもいいので紙を用意する
  2. 試験範囲の最初から最後まで、問題になりそうなところを全て箇条書きにし、それを元に問題を作る
  3. 新しい紙に、問題と対応するように解答を書く
  4. 問題と解答の紙をホッチキスで留める

これで自作問題集の完成です。

作成のポイントとしては、試験範囲を網羅的に、細かく書いていくことです。

全体を網羅した問題を作ることによって、これを全て覚えれば良いという安心感も生まれますし、達成までのゴールも明確になります。

中には「出そうな問題だけ抜き出したほうが効率よくない?」と思う方もいるかもしれませんが、
むしろ、出そうな問題だけ抜き出すほうが難しく、また、その問題が出なかったら元も子もありません。

試験に出そうな部分というのは度外視して問題を作る方が、蓄積される知識の意味でも有効です。

また「問題が多くても覚えられるの?」と思う方もいるかもしれませんが、それほど心配する必要はありません。この点については後述します。

自作問題を作る注意点

ここで自作問題を作る注意点です。

それは、遅くとも10日ぐらい前から徐々に作り始めるべきということです。

流石に、3日前からとかですと試験内容によっては厳しくなるかもしれません。
この方法は短期的なテスト対策が目標ですので、2週間ぐらいの猶予をもって勉強していく方法です。

とは言え、どこの大学でも2週間ぐらい前にはテスト週間に入っているはずなので、
授業で試験についての予告がされた辺りから始めれば良いでしょう。

声に出して解く【セルフレクチャー】

次に声に出して問題を解くことについて解説していきます。

これはセルフレクチャーとも呼ばれる方法で、自分で自分に教えていくという手法です。

それに加えて、視覚、聴覚の両方を使っているため、ただペンを動かして問題を解くよりも頭に解答が刷り込まれやすいといった利点もあります。

目で見るだけじゃ損!五感をフルに活用した記憶術とは?

「実際に書かなくて大丈夫?」
という不安もあるかもしれませんが、問題と解答を作成する際に一度手を動かして書いていますし、
解答の理解さえできていれば問題ありません。

解答の理解は問題作成の時点で終わらせておくようにしましょう。

何度も反復する

口で何度も音読して問題を解くことで、紙に何度も回答を書くよりも、反復回数を圧倒的に増やせます。

特に暗記科目に関しては、反復がとても大切で、多ければ多いほど覚えられます。

ですので、自作問題を全て覚えられるまで何度も口に出して答えてみるのが大切です。
最初はつまずく部分も多いかもしれませんが、徐々に解ける問題も増えるので、後半は意外と楽しく問題を解くことができますよ。

友人と一緒にやると、より効果的

特に自作問題の作成に関して言うと、友人と一緒に作るとより効果的です。

話し合いながら問題を作成すれば理解が深まりますし、セクションごとに割り振れば時間の削減にも繋がります。

また、自分にない視点で問題を捉えてくれたりもするので、物事を多角的に取らえやすくもなります。

まとめ

このように、自分で問題を作り声に出して解くという方法は、問題理解、そして記憶面において短期で集中して覚えるのに向いています。

特に、具体的なやり方としては、学校では友人と共に問題作成、家では声に出して解答の記憶に励む、という方法が良いでしょう。

また、この勉強法は数学の解法暗記などあらゆる科目に応用できるので、自分に合った方法を探してみるのもオススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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