勉強のやる気が出ない受験生へ。部屋の環境作りで集中力を上げる方法

集中する男性

「受験勉強のために机に向かうもののやる気が出ない」

 

「参考書を読み始めてもすぐに集中力が切れてしまう」

それはあなたの精神面の問題では無く、部屋の環境が原因かもしれません。人間は環境に影響を受けやすい生き物。その環境を勉強向けに整えるだけで効率も良くなります。

この記事ではなかなか勉強の集中力が続かないという人向けに、勉強に適した部屋の環境作りについてご紹介します。

話し声以外の適度な雑音なら問題はない

勉強する環境の雑音の有無については人によって好みが分かれるものではありますが、基本的には静かな環境の方が勉強をしやすいと言われています。特に誰かの話し声などは、意識的にしろ無意識的にしろ頭の中で内容を追ってしまいます。

そのためできるだけ勉強をする時は話声が聞こえないように対策しましょう。

それ以外の雑音については気にし過ぎる必要はありません。実際の受験会場でも他の人が文字を書く音や鼻をすする音が聞こえてくる事もあるでしょう。普段の勉強時から多少の雑音に慣れておく事で、実際の受験の時にも普段通りの集中力を発揮しやすくなります。

どうしても家族の話声などが気になる場合は、イヤホンやヘッドフォンを使って音楽を聴きましょう。その音楽も歌詞が含まれている曲は控えて、クラシックのような曲を選ぶといいでしょう。

ゲーム機や漫画は目の届かない場所に置く

勉強中であっても視界にゲーム機や漫画が入ってしまうとついそちらに意識を割いてしまい、最終的にはそれらを手に取ってしまう事もあると思います。それを避けるためにもゲーム機や漫画などの勉強に関係のない物は目の届かない場所に置くようにしましょう。

出来ればそれだけでなく、一度収納してしまえばなかなか取り出しにくくするのもおすすめです。例えば鍵付きの引き出しの中に入れてしまうだとか、勉強部屋以外に置いてしまうのもいいでしょう。

勉強机の傍にゲーム機や漫画を置いてしまうと、勉強の休憩の際につい手に取ってしまう可能性が高くなります。もちろん休憩時間の過ごし方はそれぞれの自由ではあるのですが、集中力の回復という点では「軽い運動」「クラシック音楽を聴く」「目を瞑りボーっとする」などがおすすめです。

それらの休憩方法であれば脳の休息や気分転換にもなりますし、熱中し過ぎて勉強時間がなくなっていたという状況にもなりにくいです。

勉強中の休憩の取り方については下記の記事でも紹介しています。

勉強で集中できる時間は限られている。小休憩を取り入れて効率アップ!

スマホは家族に預けたり玄関に置く

ゲーム機や漫画と同じように勉強机の周りに置かないようにしたいのがスマホです。友達からのメッセージやSNSをつい確認してしまったり、気分転換としてネットサーフィンを始めたつもりがいつの間にか時間が大分経過してしまったりするのを避けるためにも、スマホの置き場所は重要です。

その対策として、抵抗がないのであれば家族にスマホを預けてしまうのも一つの手です。預けてしまえばスマホを使うためにも家族の元に取りにいくという手間がかかるので、つい手に取ってしまうというのを避ける事が出来ます。

ですが家族であっても自分のスマホを預けるのに抵抗がある人は多いでしょう。家族に預ける代わりに玄関の棚などにスマホを置いておくという方法もあります。
スマホを置いておく場所は玄関でなくても構いません。「勉強部屋から離れていて取りに行くのに少し手間がかかる」「取りに行くまでに家族の視界を通る必要がある」といった条件を満たしている場所に置くのがおすすめです。人の目があればスマホを気軽に取りに行こうと思わなくなります。

スマホはとても便利な道具ではありますが、勉強に集中したい時期には一日の内で使う時間帯を事前に決めておくなどの対策を立てるといいでしょう。

参考書や問題集の配置は自分なりに整理出来ていればいい

部屋が散らかっていて、いざ必要になった参考書や問題集がすぐに取り出せないとなるとストレスになってしまうため、基本的には整理整頓されている方がいいです。散らかっている部屋だと視界に勉強に関係のない様々な物が入るため集中力がそがれるという人もいるでしょう。

ですが、あまりに神経質になって整理整頓しても仕方がないので、自分が快適に勉強できるように部屋の環境を作ります。他人から見ると散らかっている部屋でも、自分の頭の中では「何がどこに置いてあるか」を把握しているという場合もあります。

そのため上記で紹介した、ゲーム機や漫画、スマホ等の置き場所は気を付けた方がいいですが、それ以外であればそこまで気にしすぎる必要はありません。

机や部屋の整理をする事自体がストレス発散になる

個人差はあるでしょうが、部屋の掃除や整理整頓自体がストレス発散になるという人も多いです。やっぱり清潔な環境や自分なりに整理整頓されている状況の方が気分もいいでしょう。

勉強の合間の休憩として部屋の掃除をするというのもおすすめです。立ち上がって掃除機をかけたりする事で座りっぱなしによる下半身の血流を改善出来ますし、軽い運動や気分転換にもなります。

トイレやベッドの近くに英単語帳などを置く

ゲーム機や漫画、スマホが勉強机の近くや視界に入るとそちらに気を割かれてしまい、つい手に取ってしまうというのは紹介しました。それを逆に利用する方法として、自分のいつも居る場所の近くに英単語帳や古文単語帳のような暗記教材を置くようにしましょう。

自分の勉強部屋のすぐ手に取れる範囲に単語帳を置いておけば、本格的な勉強のやる気が出ない時も、気軽に始めるきっかけにもなります。ベッドの近くに置いておけば、朝にベッドから出たくない気分の時にもすぐに手に取れます。そして夜の寝る前にもさっと暗記の勉強が出来ます。寝る前に記憶した事は頭に残りやすいとも言われていますので、そういった点でもおすすめです。

また単語帳以外にも、現在覚えたい内容を大き目の文字で書いて、部屋やトイレの壁に貼ってしまうというのもいいでしょう。その内容に触れる回数が増えれば増える程記憶に残りやすくなります。

一回ずつはちょっとした時間であっても、それが積み重なればとても大きい時間になりますので、隙間時間を勉強に活用してみてください。

その他にも、隙間時間での勉強法については下記の記事で紹介しています。

目標達成のための隙間時間勉強法

まとめ

最後にこの記事の内容をまとめます。

ポイント
  1. 適度な雑音であれば問題はない。もし家族の話声などが気になるならヘッドホンやイヤホンをつけてクラシック音楽がおすすめ
  2. ゲーム機や漫画、スマホは勉強机の近くには置かず、視界にも入らない場所に。物理的に取り出しにくくしたり、自分の部屋以外に置くといい
  3. 整理整頓に気を使い過ぎず、自分が過ごしやすい環境を作る。部屋の掃除や整理整頓自体がストレス発散になる人もいるので、休憩や気分転換として部屋の掃除をするというのもおすすめ
  4. 勉強机の近くに英単語帳のような暗記教材を置くといい。ベッドの近くやトイレに置くのも効果あり

勉強の多くの時間を過ごすであろう自分の勉強部屋だからこそ、勉強に適した環境を整えてみてください。

また、部屋の環境を変える以外の勉強のモチベーションアップについて別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「勉強できない!」「勉強したくない!」時のモチベーション管理術!〜2つのコツ〜

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