インターネット学習はそろそろ一般に広く普及しそうなところまで来ていると多くの方が思っているのではないでしょうか。
実際にそのようなサービスも数多くリリースされていますが、しかし未だ主流になっているとは言い難いのは、そこに障害となるデメリット要素が隠されているからかもしれません。
もしそうであれば、 私達は場合によってはそれを選択しない措置をとる必要があるのかもしれません。インターネット学習の時代はすぐそこに来つつありますが油断は禁物です。しっかりインターネット学習の実態を追求する必要があります。
インターネット学習のメリット
インターネット学習に対して、色々なメリットをイメージしている人たちも多いことでしょう。
それらのメリットをここでまとめてみたいと思います。
場所に縛られない
まず、インターネット学習には勉強する場所を選べるという大きなメリットがあります。勉強する意欲があれば、誰でもタブレットひとつで、リビング、ダイニング、自分の部屋……どこでも勉強をスタートすることができます。
どこで勉強に一番集中できるのかといえば、やはり自分の部屋という意見が多いようですね。
一方で逆に、リビングで親に見られながら勉強をしたいという人もいますし、図書館がベストだという人もいるでしょう。
どのような環境でもすぐに勉強にスイッチできることが、インターネット学習の大きなメリットと言えるでしょう。
それぞれの好みに合わせた場所で、ずっと集中して勉強し続けることができれば、そうではない人たちに差をつけることができます。
通う必要がない
今まで学習塾・予備校という選択肢では、どうしても通わなければならないというデメリットがあったと言えます。子供を夜に塾へ一人で通わせることは、いささか不安だという親も少なくないでしょう。
また、いちいち塾へ通うだけでも、通学時間というロスが発生してしまうことになります。更に交通費だってバカにならないと思っている人もいることでしょう。
インターネット学習なら場所に縛られることはありませんから、もちろんそういった問題は生じません。
塾・家庭教師よりも安い
外部の学習塾・予備校を選択してしまうことで、長い目で見れば費用が数百万円にも及んでしまうこともあるかもしれません。それが本当に痛い出費だと思っている人も多いことでしょう。
しかし、インターネット学習なら、月額980円からスタートできるものもあり、非常にリーズナブルに始めることができます。
月額980円では安かろう悪かろうというイメージもあるかもしれませんが、当初はそういったことも実際にあったものの、段々と業界内でも競争が起きるようになって、評判の高いサービスも提供されるようになって来ました。インターネットでは悪い評判がすぐに拡散して炎上したりするので、悪徳業者ではなかなか存続するのは難しい現状があります。
安易にどのインターネット学習でもOKということではありませんが、評判などをちょっとリサーチすれば、あなたに合ったインターネット学習はいくらでも探すことができるでしょう。
地方に住んでいてもカリスマ講師から学べる
首都圏に住んでいる人たちは、こんな教師から学びたいと思えば、すぐに出掛けて行くことができるでしょう。何もインターネット学習にこだわる必要はないのかもしれません。
しかし、それが簡単にはできないのが地方に住んでいる人たちです。しかし、インターネット学習なら、そのような人たちも地方にいながらにしてカリスマ講師の授業でも簡単に受けることができます。
実際に、都会に住んでいる子供と地方に住んでいる子供では、教育格差があるということが問題視されています。そのような問題もインターネット学習で改善の兆しが見えるかもしれません。
学習状況がわかりやすい
子供たちがインターネット学習で勉強しているなら、親もインターネットによって、子供の学習状況を比較的簡単にチェックできるというメリットがあります。
塾へ通わせていると、どの程度子供の学力がアップしているのか、親と切り離されてしまっているため、なかなか把握できず分かりにくいという問題を抱えてしまうことも多いでしょう。子供が塾に通っていると思っていたものの、実はサボって通っていなかったなんてこともあるかもしれません。
インターネット学習なら親が逐一状況をチェックすることができます。それでもし、成績がアップしないのなら、他の方法に変えてみようという選択の切り替えも容易に行うことができます。
インターネット学習のデメリット
次に、インターネット学習のデメリットについても考えてみましょう。
安いのは必ずしも良いことではないかも
価格が安いから試しにインターネット学習をしてみようという人たちがいるかもしれません。しかし、そのような安易なモチベーションで、果たして本当にしっかり勉強に入っていくことはできるでしょうか。
そのような意味では、安価な学習システムは、たとえそれ自体が良い学習システムだとしても、いい加減に扱われてしまうという可能性があります。
ある程度料金が高い方が真剣に勉強に向き合おうという動機付けが生まれることもあるでしょう。
自律的に勉強できるかが問われる
インターネット学習は、新しい勉強方法であるゆえ、慣れないから集中できないという人もいるかもしれません。
また、塾なら居眠りをしていれば叱られたりするのでしょうが、インターネット学習では周りの目はありません。ですから、部活で疲れて帰って来たとき、タブレットを前にして熟睡し授業に取り残されてしまうなんてこともあるかもしれません。
そのため、勉強するときに自ら自律的・意欲的に学習ができるというタイプでないと、勉強にしっかり取り組んでいけないかもしれないというリスクがあります。
理解できないところをすぐに質問することができない
マンツーマンの塾を利用している人たちは、すぐにわからないところを質問することができるので、遅れをとるという事態が起こりにくいでしょう。
しかし、インターネット学習では、その場で質問をすることはできず、ちょっと出遅れてしまったときにそのまま置いてきぼりになってしまう可能性があるでしょう。
分からない部分をないがしろにして先に進んでしまっては、やはりその勉強方法には脆さがあると言わざるを得ません。
まとめ
いかがでしょうか。インターネット学習は、いま、万能のツールと言われることもあります。しかし、実際にチェックしてみると、そうとも言い切れない部分もいくつも垣間見ることができます。
ただし、だからと言ってインターネット学習は使い物にならないという言い方もできません。今後、インターネット学習のデメリットのいくつかは改善されていくでしょうし、使い方によってはそのメリットをより大きくすることもできるでしょう。
コメントを残す