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【紙派 VS ネット・アプリ派】学習・記憶効果が高いのは?メリット・デメリットを比較

デジタルVSアナログ

通学通勤の電車内を見渡すと、最近はゲームではなく勉強用のアプリなどを使っている方も多く目にします。

ほんの20年ほど前には、混み合う電車の中でも新聞や書籍を広げている人が非常に多かったことを振り返ると随分対照的です。

ですが、こうしてスマホやタブレット端末などを使って行う学習、例えばアプリやWebサービス、そして動画などがあり、この中でインプットから問題演習のアウトプット、そしてテスト成績の管理や、苦手分析等までを行えるものも登場しました。

しかし、「紙に印刷された書籍やテキスト、あるいは紙のノートを使った問題演習」に比べて、「各種ネットやアプリを使った学習」では、何かデメリットはないのでしょうか?

今回は『【紙派 VS ネット・アプリ派】学習・記憶効果が高いのは? メリット・デメリットを比較』と題して、紙を使用した学習とネット・アプリでの学習とを、様々な観点で比較してみました。

紙を使用した学習のメリット

メリット
  1. 教材の種類が豊富
  2. バッテリーがない状況や圏外でも、本1冊さえあれば学習できる
  3. メモや付箋は長い間残り、見た目も変化しない
  4. 多くのテストは紙ベースのため、紙で演習することでテスト慣れに繋げられる
  5. 手を動かしてノートや紙に書いて勉強や演習を行うため、複合的に脳に記憶が残りやすい

まず、当然ですが、勉強というものは古来よりずっと存在しますから、スマートフォンやタブレットなどを利用したものでなく紙を使用した学習の方が歴史があります。
そのため、教材の数で比較すると、やはり紙媒体の方がずっと豊富にあります。

また、勉強法なども紙媒体を利用すること前提のものが多く、テスト本番もまだまだ紙に書くものが多いでしょう。

加えて、勉強の手軽さや脳への記憶の残りやすさなどがありますが、これらについては一概には言い切れない部分もあります。詳しくは続きをご覧ください。

紙を使用した学習のデメリット

デメリット
  1. 荷物として荷物として重くかさばってしまう
  2. バックアップがないので、書籍の紛失・破損に対処できない
  3. 書き込み量が多くなると見にくい
  4. 手を動かして文字を書く分時間と手間がかかる
  5. 復習管理や誤答問題管理がしにくいため、繰り返し学習管理にムラができやすい

それぞれ、メリットで挙げたことの裏返しのようなものが多くなっています。

1番については、メリットの1番や2番に対応していますが、科目・内容によっては必要な教科書等が一冊では済まないために、そうなってくると物理的な重量・大きさがネックとなってきます。
総じて、物理メディアであることに起因するデメリットが多いと言えるでしょう。

ただし、紙を使用した場合の面倒さそのものが、メリットの5番に記載したように、記憶への残りやすさにつながる背景もあり、一概にデメリットと判断しきれない部分もあるかなと思います。

下記の記事で紹介されているような「落書きによる記憶定着」もまた紙でしかできない事の一つですね。

記憶のチャンピオンも活用!記憶を強固にする結びつけ記憶法とは?

しかし一方で、これから述べるネット・アプリの利点と比較したときに不利な点も散見されます。

ネット・アプリでの学習のメリット

メリット
  1. 間違った問題だけを繰り返せるので、繰り返しの復習を高効率化できる
  2. 間違った問題や正答率変遷が見やすいため学習モチベーションに繋げやすい
  3. ユーザー間での相対性評価や傾向などを共有することができるアプリもある
  4. 教室などで講義を受けているのと同じ感覚で知識習得や問題演習が行えるものもあり、ノート作り自体の省力化などを行うこともできる
  5. 多肢選択式の問題演習のほか、ものによっては手書き記述対応などもある
  6. 持ち運びが軽量。またEbook型教科書の場合、データが消えてしまっても契約期間などの間は代替データでの復旧利用が可能
  7. 演習の履歴が残るので、忘却曲線を活かしたアプローチなど暗記の効率に優れたアプリもある

全般的に、従来の紙を利用した学習よりも様々な面で効率的であることが、メリットとして挙げられています。
6番などはやはり物理メディアではないことによる利点でしょう。

一方で、3番などはインターネットを利用しているゆえの、SNS的な機能と言えるでしょうか。
同じ目的や志望校を持っている他の利用者のデータを知り、自分と比較することで、重点的に学習すべき箇所が明らかになり、より効果的に勉強することが可能になります。
他社と比較することで、より客観的なデータの元に自己分析を行うことができます。

自己分析の重要性については下記の記事で説明しています。

勉強における自己分析のポイントとその活かし方

さて、逆にネット・アプリでの学習デメリットは何があるでしょう?

ネット・アプリでの学習のデメリット

デメリット
  1. 難問を扱ったツールやサービスは少なく、入門初期の利用に限られることも多い
  2. レイアウトが比較的画一的で、問題傾向や選択肢の提示・選択方法が十分でないものが多いため、その問題の解答としてセットで覚えてしまい、他の問題に応用が利きにくい
  3. 成績や進度などが外部の人にも知られることがあり、個人情報の保護が心配
  4. ゲーム感覚で取り組めるマークシートや短答記述が多いため、手を動かして対策すべき時間制限のあるテストなどへの対応に出遅れがち
  5. 電源が切れてしまったり通信状況が悪かったりすると利用できないことがある
  6. サービス終了やデバイス(利用者端末)の不調などにより、学習履歴や問題の確認などが行えなくなることもある

デメリットとしては、1, 3番のような融通の利かなさや自由度の低さが少し目立ちます。
また、紙におけるメリットであった教材の豊富さに対して、ネット・アプリでは未だ種類・量が限られているために、2番で挙げたような難易度上の問題が生じます。

4, 6, 7番などは、インターネットやソフトウェア・サービスに依存した形態であるがゆえのものです。
教科書等と紙とペンだけあればできるのに対して、ネット・アプリでの勉強には必要なものが多いため、ファクターが非常に多くなってしまうのがデメリットにも繋がってしまっていると言えるでしょう。

両者の比較

ざっと「紙を使用した学習」「ネット・アプリでの学習」のメリットとデメリットを見てみると、双方ともに得手不得手があり、その学習でのインプットやアウトプットの内容やレベルも個人によって様々なことから、一概にどちらが効率が良いとは言えないようです。

基本的には、「紙を使用した学習」では、全体を一元的に学ぶことができ、入門初心者から高度な専門領域でも書籍が豊富です。

一方で科目数などが多ければ、紙ゆえに重量もなかなかあります。
また問題演習やノート作りでは手書きになる部分も多いため、時間もかかります。

しかし、先ほどの記憶の項目で触れたような「外的な刺激」も得られることで、記憶の定着に寄与し、さらには問題演習時の時間の読みや適正な利用なども含めた練習が図れます。

他方「ネット・アプリ学習」は特に入門初心者向け、多肢選択式のみでなく短答式記述にも対応しており、インプットからアウトプットまでを短時間で効率良く身に付けながら、記憶の定着を図るのに便利そうです。

ただ、記憶への残りやすさや、応用の利きにくさには問題があるように思われ、またテスト本番での対応力・再現性を培うためには別のアプローチが必要なようです。

それぞれの違いを良く理解して生かしたうえで学習することが、学習定着効果の違いに繋がってきそうです。
下記を参考に、自分の性格や場面に応じて適切な教材を使ってみましょう!

紙に適した人

  • 様々な教材を使って視野を広げながら勉強したい人
  • テスト対策だけでなく、学習から深い理解を得たい人
  • 付箋を貼ったり、メモや落書きしたりしながら勉強したい人

アプリに適した人

  • とにかく効率を重視し、早く成果を上げたい人
  • 荷物をできるだけ少なくしたい人
  • SNSで誰かと繋がりながら勉強したい人

紙に適した場面

  • 幅広い理解や応用を求められる専門性の高い場面
  • 方程式や化学式などの複雑性の高い計算問題
  • 長文読解問題の演習

アプリに適した場面

  • 学習初期の基本事項を覚えるタイミング
  • 時間がなく切迫した場面
  • 英単語や漢字などの単純暗記
  • 四則演算などの単純計算

まとめ

「紙」を使用した学習と「ネット・アプリ」を使用した学習についていろいろご紹介しましたが、いかがでしたか?

ここで挙げた特徴を良く理解して、学習内容やレベルに合わせて選びましょう。

また現時点で使える時間、科目数や、テスト本番での出題形式に合わせたり、あるいは自分の覚え方の特徴などに合わせて両者を使い分けたりするのも効率が良さそうです。

学習の効率を上げることについては、こちらに詳しく掲載されています。

効果的な勉強に欠かせない!記憶に残る学習方法とは?

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