学習効率を上げる速読とその方法

速読

速読とは?

皆さんは速読をご存知でしょうか。速読というのは速く文章を読む技術のことで、これはいわゆる斜め読みや飛ばし読みとは異なります。

いずれも速く文章を読むという点においては同じなのですが、斜め読みや飛ばし読みが文章の概略を理解するものであるのに対し、速読は内容をきちんと理解、把握した上で読む速度を上げるという特徴があります。

速読の仕組み

ではどうやってそんなことが可能になるのでしょうか。それは目に秘密があります。
私達は小学生の頃によく「音読」をやらされたものですが、これは文章を一文字ずつ音声化するという読み方です。

これによって自然と黙読、つまり頭の中で音読をするという読み方が身についています。しかしこれでは速く読むことはできません。

速読では目で読む、つまり「視読」という手法を使います。これは文章を1文字ずつではなくかたまりで視野に入れて、そのまま理解する。いわば丸飲みにする方式なのです。

一文字ずつ追っていたものが、かたまりやブロックで理解できれば早く読めるのは当然なのですが、それでもどのくらいの大きさのかたまりを一度に飲み込めるかによって読む速さは変わります。

読むときの視野、つまり「読視野」が広ければ広いほど一度にたくさんの言葉を理解することができるのです。

速読方法のご紹介

速読の方法については、その技術を提唱される方によってまちまちなのですが、ここでは私が実践している速読方法についてご紹介致します。
なお、私が実践している方法は特別な技術は不要ですので、ご安心くださいませ。

ここでは「試験勉強における速読」を軸に据えてお伝えしていきますが、その本を何回も何回も読むことは前提となります。得られた知識を短期記憶から長期記憶に変換するために、複数回読むことは残念ながら必須です。

「何回も読む」という前提があると何回も読むのはダルいわ…と考えてしまいやすいかもしれませんが、私の速読法では

読む回数を重ねていくと少しずつ読む箇所が減っていく

のが特徴です。更に

1回の読了に要する時間も減少していきます

ので、個人差こそあれ俯瞰してみれば負担は少なくなっていくメリットがありますので、ご興味がございましたらぜひお試し頂けたらと思います。

ご紹介① 読了回数と読了までに要する時間

ところで、皆さんは1冊の本を読了するまでにどのくらいの時間がかかりますか?
本のページ数に依る、読むのに割ける時間や状況に依る、というご意見はもちろんごもっともです。

ところが実際は、どんなにページ数が多い本でも、あるいは散発的にしか本を読む時間が割けないとしても、同じ本を複数回読了していくとその回数を重ねる度に読了に要する時間が少なくなっていくことが分かります。

例として、ある資格試験用のテキストを一度読み切った後で再びその資格試験用のテキストを読むことを考えます。

二度目以降の読書では当然その中身が初見ではないため、次の展開がある程度分かるところに関してはじっくり読まなくてもスルスルと読み進めることができます。

「あ、このページには○○○について書かれていたな」
「▼▼って確か□□っていう意味だった気がする」
「確か次のページのコラムは結構面白かったんだよなー」

といった具合で、読む回数が増える度にそこに書かれている内容が頭に蓄積されていくため、読むペースが上がり少ない時間で読み切れるようになります。

読む回数が少ない内は本に書かれている内容が分からなくてもよく、時間がかかるのも当然なので気にしないでください。ただし、本に書かれている内容を理解しようという前向きな姿勢だけは崩さないでください。

…ここがなかなか難しいんですよね。

ご紹介② その本の理解度と読了回数

これも先述のものとやや似ていますが、単純に読了回数が少なければそれだけその本についての理解度は低い、ということです。

これは絵本でも難しい専門書でも同様のことが言えます。同じ本を何回か読んでいると、これまで読んでいた時に気付けなかったことに気付けることがあります。

「あ、これってこういう意味だったのか!」
「この人が言ってるこのセリフ、よくよく読んでみたら韻踏んでるじゃん!」

といった具合です。発見できる内容は例えどんなに小さいことでも下らないものでもよく、そのような気付きが得られた分だけその本に書かれている内容の理解は上がります。

一度読み切っているからこそ内容を追うことに集中し過ぎることなく、前回読んだ時よりも余裕を持てたり視野が広がったりすることにより新たな発見ができます。

つまり、読む回数が増えると、それまで気付けなかった表現技法に気づけたり、例えば小説であれば著者がそれを通して読者に伝えようとしたテーマなどをより深く考察したりすることもできるようになります。

…理解度をこのレベルに持っていけるととても楽しいのですが、それなりに時間と根気が要るのが課題なんですよね^^;

速読の必携品

ここまでで速読の前提はお伝えできたと思うので、その前提を基に具体論に入っていきますが、その前にこの見出しにある必携品について触れます。

その必携品とは「油性の黒マーカー」です。水性でもなくフリクションでもなく油性をご用意ください。何故「油性のマーカー」が必要かというと、これにより読む箇所を塗り潰すためです。

正確には読む必要がないまでに理解できた箇所を塗り潰すためです。

参考 黒 マッキー

きっと斬新でしょうし、本やテキストにマーカーを使って書き込むことにとても抵抗を感じる方も多いと思います。でも、1回やっちゃえば意外と慣れます笑

読む箇所が多ければその分読む時間が発生しますし、一方で完全に理解できた箇所は読む必要はないので、そこを「油性のマーカー」で塗り潰します。

また、大概のマーカーはボールペンやシャーペンよりも太く紙面に描けるので、例えば重要なワードを赤ペンや蛍光ペンでマークするよりも視覚的に分かりやすくなります。

塗りつぶせた箇所の数は自分が理解できた数と同じなので、自分の理解の進捗度をはっきりと目で確認することができるのも大きなメリットです。

こんな時はどうするの?

…ここで1つ心配なことがあります。

「前に消したところ、忘れてしもた!…でも塗り潰してしまって読み返せない…!」

という事態です。
進捗を急ぐあまり塗り潰してしまい、やや期間を空けて見直してみたら知識が抜けていて心配になってしまう可能性はあります。

その時は、素直に学び直しましょう。
ポジティブに捉えれば、その事態により自身にとっての弱点を明らかにできたことになるので決して悲観する状態ではありません。

実際のところ、黒のマーカーで消したところを凝視すると塗りつぶした文字は読めるので、塗りつぶした箇所の近くにボールペンなどで学び直した事項を記載し、また完全な理解に達したらマーカーで塗りつぶせばよいです。

速読のまとめ

消した箇所はすなわち自分の理解できた箇所であり、それが多くなればなるほど理解は進んでいる証拠になりますし、読む箇所が減るので読了のペースが上がります。

実際にこの速読を経験されると分かりますが、読了のペースが上がれば意外とノれるので、そこから先はご自身が試験に臨むモチベーション次第で速読を続けられるとよいのかな、と思います。

いかがでしょうか?
この速読で皆さんの試験勉強が捗ることを願っています!

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