やる気も努力も不要!勉強を習慣化させる3つのポイント

『よし、勉強するぞ!』と意気込んだまま三日坊主になってしまった経験はありませんか?
DMM英会話が英語学習者を対象に行ったアンケートによると、全体の84.7%が英語の習得に挫折した経験があると答えています。

参考:PR TIMES DMM英会話による英語学習に関するアンケート

勉強を習慣づけるために必要なこと、それはやる気ではありません。必要なのは勉強を意識すること。例えば、人を好きになる気持ちに努力は要りませんよね。同じように勉強も意識し始めれば努力しなくても好きになることができます

今回はこの『勉強を無意識に意識させる』手法に焦点を当てながら、勉強を継続し習慣づける3つのポイントをご紹介したいと思います。

スタートとゴールを定める

ここで言うスタートとは勉強をするきっかけ、ゴールとは勉強を通して達成したいことを指します。スタートとゴールを定める理由はモチベーションのためではありません。勉強が自分にとって快感を感じるものだと意識付けるために行います。

勉強を継続するには『楽しさ』が必要ですよね。しかし楽しさを超える『快感』があると、勉強は継続しやすくなります。そのためにまずは自分が勉強を開始しやすいスタートと、気持ちよく達成できるゴールを決めてみましょう。

ゴールよりもスタートが肝心

なんとなく勉強を始めるよりも、いかに自分が勉強を気軽にスタートできるかが、その後の勉強のモチベーションを左右します

私は勉強を始める際、特定の範囲(数問・数ページ程度)を10分以内に完了させるように決めています。肝心なのは少ない時間と狭い範囲を定めることで、これによりちょっとしたゲーム感覚で勉強を始められるようにできます。また、こうしたゲーム感を帯びた勉強は周囲の人を巻き込むことが簡単ですし、競争心も湧きやすいので結果的に勉強を継続するキッカケにもなり得ます。

勉強を苦しいものと認識されている方や勉強に飽きてしまった方は、勉強をエンターテイメント化することでスタートしやすくなったり楽しさを感じやすくなったりしますので、ぜひ挑戦してみてください。

ゴールは完結する目標にする

いきなり難しいゴールを設定するのはNG。学習の途中で挫折したり、苦痛を感じたりする原因になります。
学習動機づけ研究によると、課題の価値が高くポジティブな場合、提示された困難情報にかかわらず努力が促進され、また有能感が維持され、よりチャレンジングな課題への取り組み時間が増えたという結果が報告されています。

参考:学習動機づけ研究の動向と展望 慶應義塾大学

勉強を習慣づける第一ステップとして肝心なことは、ハードルの低いタスクを設定することです。先述のスタートと重複するかもしれませんが、今回はゴール側から考えてみましょう。運動やスポーツを例に挙げると、開始直後からいきなりハードな練習はせず、まずウォーミングアップをして体を慣らせますよね。

勉強も同様にまずは簡単な問題(大方の試験で出題される大問1などのような問題)を解いたり、授業で触れた範囲をザッと振り返ったりするなどにより、徐々に自分の意識や注意が勉強に向いてゆき、その日の勉強をスムーズに開始しやすくなります。

毎日のルーティーンに加える

歯磨きやトイレのように、何気ない日々のルーティーンに勉強を加えてみましょう。勉強をやる時間を決めるのではなく、ルーティーンに加えることが大前提です。

朝の歯磨きをしたら参考書を読む、電車の中では英語のポッドキャストを聞くなど、必ず毎日する行動の後に勉強をプラスしてみましょう。

学習の時間を長くしすぎない

ルーティーンに勉強を加えるときは、学習時間に注意してください。最初から勉強の時間を長めに設定してしまうと、勉強が苦痛になってしまいやすくなります。

朝食や歯磨き、通勤・通学と同じように最初は5分~30分の短時間でルーティーンに加えることがおすすめです。

できるだけ外でのルーティーンに加える

勉強を日常のルーティーンに加えるときは、できるだけ外でのルーティーンに加えましょう。家の中のルーティーンに加えると、スマホやテレビなどさまざまな誘惑に負けやすくなります。

通学中に通過する〇〇駅から〇〇駅までは英語の単語を勉強する、帰り道にあるカフェに寄って参考書を30分だけ読むようにするなど、人目があり、他にやることがない場所で勉強をルーティーンに加えることが長続きするコツです。

勉強をシェアする機会をつくる

定期的に勉強の成果をシェアする機会をつくると、勉強の達成感・快感がより大きなものになります。
勉強仲間をつくったり、勉強に関連するコンテストやイベントに参加したり、ゴール手前でも勉強の達成感を味わえるようにすると学習の孤独感も軽減できます。

勉強仲間の見つけ方

勉強仲間が身近にいない人は、イベントやセミナーに参加して共通の友だちを見つけてみましょう。InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSで見つける方法もおすすめです。

人に教える機会をつくる

勉強をシェアする機会は仲間との勉強会やイベントだけに限りません。自分が学んだ知識を人に教える機会をつくると勉強することが快感に繋がりやすくなります。

友だちに教えたり、あるいは塾講師や家庭教師の仕事を通してお金を得たりしながら勉強を習慣化することもできます。

せっかく学んだ知識だからこそ、ぜひ友だちや社会のために有効活用してみてください。

まとめ

勉強を習慣づけ、継続したくなる3つのポイントを振り返ってみましょう。

① スタートとゴールを決める
② 毎日のルーティーンに加える
③ 勉強をシェアする機会をつくる

自分に厳しくしても勉強を継続することはできません。

まずは簡単にクリアできる小さな目標を設けて勉強に対するハードルを下げることで、勉強が習慣化しやすくなる状態を作り出し、そこから勉強する場所や時間の拡大を図ると成績の向上に繋がるでしょう。

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