子育てをしていく中で、「勉強ができる子になってほしい」「学力が高くなってほしい」と願う親御さんは非常に多いです。その願いを叶えるためにできることは色々ありますが、学習効率について関心を持つことも大切です。
その学習効率に関係してくるのが「毎日の食事」です。
子供の成長に欠かせない食事について、単純にカロリーや栄養を摂取するためだけのものと捉えてはいけません。作って食べさせる側が正しい知識を持ち、食に関してトータルに学ぶ必要があります。
食事と学習の関係
毎日の食事は忙しくなると疎かになりがちです。しかし、食事と学習は切っても切れない関係にあります。
食べた物は消化・吸収されて栄養素として体の各部分に運ばれますが、器官によっては特定の栄養素しかエネルギー源としないものがあります。
その一つが「脳」なのですが、体の中の司令塔の役割を持つ脳は多くのエネルギーを必要とし、ブドウ糖だけをエネルギー源とします。ブドウ糖を適度に摂取しなければ、学習効率に大きな悪影響を与えてしまいます。
ブドウ糖が足りないと…?
例えば、朝寝坊で朝食を摂らないままに学校に行った場合、空腹感を感じるだけでなく脳に十分なブドウ糖を送ることができず、正しく働かなくなります。
脳は学習する上で最も重要な器官なので、脳自体に十分なブドウ糖がなければ頭の回転が落ち、学んだことが自分の知識として頭に入って来ない状態となります。そうなると学習効率が下がり、いくら勉強に時間を割いても無駄に終わってしまうことが起こり得るのです。
何を食べるべきか?
食べ物の選択としては、ブドウ糖が含まれている穀類やフルーツなどがおすすめです。食事と学習効率は非常に関連性の深いものであり、その事をまずは親御さんが理解しなければなりません。
食育は幼稚園や保育園、学校などでも行われていますが家庭でも行えます。子供が小さい内から「なぜ食べる必要があるのか」や「食事の重要性」についての理解を深めてあげることも大切です。
子供が小さい内だからこそ、食事に関して学べることや得られる経験もあります。食育をしっかり行うことで、将来的に自分自身で学習効率を上げるための食べ物の選択ができるようにもなります。
ブドウ糖のためには穀類とフルーツがおすすめ!
参考 厚生労働省 「食事バランスガイド」について
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