心理学の概要と身近な心理系資格のご紹介

心理学

心理学、ってカッコいいですよね。

知人に心理学を極めたメンタリストがいるのですが、その方のパフォーマンスに混ぜてもらったところ毎度毎度心を読まれてしまうので「この人ヤベー…騙せる気がしない」と思ったのは記憶に新しいです(笑)

今回は心理学の資格に関してご紹介させて頂きたいと思います。

心理学の種類

ところで、心理学には基礎分野と応用分野が存在していることをご存知でしょうか。
更にその基礎と応用にそれぞれ複数の心理学のジャンルが含まれているのです。

基礎心理学

  1. 認知心理学:生体の情報処理過程を明らかにしようとする学問
  2. 学習心理学:学習という事象を取扱う心理学の領域
  3. 行動心理学:意識を対象とする心理学に対し、行動を対象とする心理学
  4. 知覚心理学:外的状況について知ろうとする、人間の精神のメカニズムを解明することを目指した心理学
  5. 神経心理学:人の高次の精神活動を脳の構造との関連において研究する学問分野
  6. 生理心理学:生理学的な研究方法に基づく心理現象の研究
  7. 発達心理学:人間の心身の成長,発達過程を心理学の理論を背景として研究する心理学
  8. 人格心理学:人格の構造・機能・特性・評価などに関する研究を行う心理学
  9. 社会心理学:社会的行動についての諸現象を研究する社会科学の一分野
応用心理学

  1. 臨床心理学:個人の適応に示唆と勧告を与える心理学
  2. 犯罪心理学:犯罪精神医学、犯罪社会学などとともに犯罪学の一部門を構成
  3. 産業心理学:産業における人的要因の利用と管理を取扱う心理学
  4. 教育心理学:教育過程に関する心理学
  5. 災害心理学:災害と人間心理の関係をめぐる心理学
  6. スポーツ心理学:スポーツに関する諸問題に対する心理学
これらは代表的なものに過ぎず、まだまだ心理学の種類は存在します。
なお、個人的にはかつて知人から学習を勧められたことから、犯罪心理学に思い入れがあったりします(笑)

閑話休題、今回は上記のように多岐に亘る心理学における代表的な資格の紹介をしていきたいと思います。

心理学に関する資格

まず、代表的な心理学系の資格についてまとめてみたいと思います。
中には皆さんにとって身近なものもあるかもしれません。

  1. 公認心理師
  2. 認定心理士
  3. 臨床心理士
  4. 学校心理士
  5. 産業カウンセラー
  6. NLPプラクティショナー
  7. アニマル・ペットロス療法士
これらもまた、数ある心理学の資格の一部です。

1つ気になることとして挙げられるのは、心理学の資格は文系なのか理系なのか、ということです。

結論から申しますと、心理学系の資格は文系でもあり理系でもあります。法律学や統計学についても試験範囲に含まれるからです。

法律や統計のようなロジカルな科目が含まれる場合、テキストに書かれていることを丸暗記しただけでは本試験で通用しないことが多いです。

もちろんある程度の傾向などはありますが、本当の意味で論理・理屈を理解していなければ合格は難しいでしょう。

心理カウンセラー

多くの人に耳馴染みのある言葉として、心理カウンセラーがあります。実はこれは資格名ではなく、職種名であり、無資格でも「心理カウンセラー」を名乗ることはできます。しかし、実際には「心理カウンセラー」の多くは何らかの心理学関連資格の持ち主で、代表的なものが臨床心理士です。

難易度は高い方といわれており、その理由は、臨床心理士の指定大学院を卒業した後に資格を取得しなければならないことで、勉強にかかる時間は7年から8年ほどとされています。かなりの時間をかけなければならないことがわかりますが、合格率はおよそ60%ほどになります。

つまり、それだけの時間とお金があれば取得するのは簡単ですが、逆にそうでなければ難しいと言えるでしょう。本格的に資格を取りたい場合にはかなりの覚悟で挑むことが大事です。

参考 心理カウンセラーとは

精神保健福祉士

次に、精神保健福祉士と呼ばれるものがあります。これは福祉系の大学や短期大学を卒業し、その後実務を経験したうえで受験資格を取得することが可能になります。

そうすると、最低でも4年は勉強する必要があり、じっくり時間をかけて勉強をするタイプでなければなかなか難しいといえます。

ただ、合格した時にはそれほどライバルがいないため、周りとの競争になることはあまりありません。つまり、試験の難易度は高いですが、それだけ合格したときに競争相手がいないという状況になります。

参考 精神保健福祉士 国家試験

産業カウンセラー

それ以外には、産業カウンセラーと呼ばれるものがあります。

これは心理カウンセラーの1つで民間の資格です。受験するためには4年制大学か大学院の研究課程を卒業していることが必要ですが、加えて心理学に関する学科などを専攻している必要があります。そのため、条件を満たしていない人がもし受験したい場合には、たとえ大卒でももう一度大学受験をするか大学院に入り直さなければなりません。

そのように考えると、やはり最低でも4年ぐらいは勉強し続けることが必要になります。試験に関しては、合格率は60%ほどと言われています。

参考 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会

まとめ

このように、心理学に関連する分野、資格、職種は非常に多岐にわたります。ご自身の関心のある分野があれば、ぜひ一度調べてみてください!志望される方々におかれましては、みなさまの合格をお祈りしております。

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