資格試験の経験者に聴く勉強法!【NLP編】

NLP

近年になってNLPという言葉を目にすることも多くなってきたのではないでしょうか?
NLPとは「神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programming)」の略で、心理カウンセリング・コーチングの手法の一種で、ビジネスやスポーツにも応用されている実績があります。

今回はこの技術や資格について、詳しくご紹介していきます。

NLPとは?

NLPとはそもそも、70年代の後半に二人のアメリカ人研究者が、各界の卓越した能力を持つ人々を詳細に観察し、彼らがどのように世界を認識・体験・行動しているかを研究した上で、それらを誰でも使えるようなスキルとしてまとめたものです。

二人は、人間の持つ神経システム(Neuro)と言語(Linguistic)と身体との、相互作用の結果としてのパターンやプログラム(Programming)を研究し、その結果であるNLPはアメリカでは「脳の取扱説明書」などと呼ばれています。

簡単に言えばNLPとは「感情・思考・行動をコントロールする」技術で、NLPを駆使して他人の持つ悩みや問題を解決する方向に思考を動かしてあげるのがNLP資格保持者の役割になります。

また「染み付いた思い込みを上書きして、本来の有りたい姿に近づけるための思考技術」としても応用でき、自分自身の学習や仕事の効率にも好影響をもたらします。誰かを導く立場の人はもちろん、そうでない人も、自身の能力開発の一環としてNLPを取得してみることは大きな意味があると思います。

NLPの資格

NLPの資格については日本で流行して間もないという背景もあり、米国NLP協会の資格がよく取得されているようです。内容や資格の構造は日本NLP協会等もほぼ変わらず、下記のようにステップアップしていく仕組みになっています。

初学者はまずプラクティショナーを目指して勉強していくことになります。

  • STEP.1
    NLPプラクティショナー
  • STEP.2
    NLPマスタープラクティショナー
  • STEP.3
    NLPトレーナー

NLPの勉強法


NLPの勉強法ですが、これは書籍などを購入して独学でというのはなかなかに難しいです。

NLPプラクティショナーとは一体どのようなものかを調べる用途、自分に合っているのか、自分にも取れそうなものか、といった感触を掴む意味であれば、書籍を購入して読むことは決してマイナスではありません。

また、基本的な知識を学ぶためには有用であると思いますが、最終的な資格取得までをそれで目指すのは困難です。NLPはカウンセリングやコーチングで活用される心理学の一種で、コミュニケーションを前提とする分、学習の難易度は高く、テキストだけで学習しきれる分野ではないでしょう。

勉強法の近道としては、やはり専門的な講習を受けること、専門的なセミナーに参加することが近道となります。そして、そのような講習やセミナーを受ける場合であっても、単に講師の先生の講義を聞くことだけではなく、もっと実践的な内容が含まれているかどうかを確認したほうが良いでしょう。

セミナーについては、NLP-JAPANラーニング・センター東京ラーニングアカデミーなど、様々な組織が開催・運営しています。セミナー費用はやや高額ですが、NLPから得られるメリットがそれだけ大きいと言えるでしょう。

NLPというものは耳学問ではあまり役には立ちません。それは、実際の世の中でいろいろな人に起きている心の問題に向き合う必要があるからで、それらは教科書で勉強した内容、講師の先生に聞いた内容がそのまま使えるシーンばかりとは限りません。

むしろそれぞれが応用シーンばかり、一筋縄ではいかないシーンばかりと思っておいた方が良いでしょう。

NLPに適した学習方法

このようなシーンでも役立つ本物の力を身につけるためには、勉強法にも工夫が必要です。座学中心ではなく、自分で考え、それを発信し、それについて他の人からも意見をもらい、さらに自分の考えを深めて討論するといったことが有用です。

こればかりは独学では困難、もっと言えば不可能なことは明らかでしょう。

講習やセミナーを受ける場合であっても、講師の先生とか他の参加者とのワークショップ形式とか討論形式が内容に含まれており、そのような場を通じて鍛えられることによって、どのような状況に直面しても自分なりの解決方法を見出せるくらいになって初めて、コーチとして役に立つといえるのです。

もちろん基礎があってのワークショップや討論であり、基礎なしではそれは成立しないことは付け加えておかなければなりませんが、どこかに書かれていることを右から左に丸暗記するだけでは良い勉強法ではありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です