社会人におすすめのカフェ以外の勉強場所、コワーキングスペースとは

コワーキングスペース

資格試験対策や、自らのスキルアップのために勉強している社会人のみなさんは、どこで勉強しているでしょうか?

「家で勉強をするとゲームや漫画があるために気が散って集中できない」

「普段は家で勉強しているが、たまには場所を変えて気分転換をしたい」

そう考えて家以外の勉強場所としてカフェを利用している人もいるでしょう。ですが、カフェを勉強目的で長時間利用していると店員さんに注意されたり、他のお客さんの目が気になる事もあると思います。

この記事ではカフェの代わりの勉強場所としてコワーキングスペースをご紹介します。勉強場所として快適なだけでなく、社会人にとってのメリットがいくつもあるので、ぜひ利用を検討してみてください。

コワーキングスペースとは

仕事や勉強をする環境を有料で貸し出してくれるのがコワーキングスペースです。お店によって設備やサービスは違うのですが、基本的にはオープンスペースに大きめのテーブルがあり、それを複数人が使うイメージです。

中には自習室のように一人ずつ机が区切られていたり、会議室を借りられたりと、お店によってそれぞれ特徴があるので、事前にHPで設備や実施しているサービスを確認しましょう。

コワーキングスペースは仕事や勉強を快適にできる環境を提供するだけでなく、職種は違えど学習意欲の高い人達が集まる事によってシナジーが生まれる、そんなコミュニティ的な役割も持っています。

お店側も入会している人達の交流を促進するために特定のテーマに対しての勉強会やワークショップを開いたりしているところもあります。

料金の相場

料金についてはお店や用意しているプランによって違うのですが、月額料金の相場は6,000円から20,000円ほどです。そして一時利用のプランの相場は500円から1,000円です。

頻繁に通うのなら月額プラン、その料金よりも安く済むのなら一日利用のプランを選びましょう。

ネットカフェも一時利用の価格が同じくらいのお店は多いですが、そちらはやはり漫画やネットなど誘惑する物も多いです。コワーキングスペースでもネットは使えますが、他の人の目もありますので「勉強するつもりが漫画やゲームで時間が過ぎてしまった」という事にはならないでしょう。

電源やWifi完備、フリードリンク

カフェの場合、電源がある席が限られているので充電出来ない事もありますが、コワーキングスペースの場合は全員がそれぞれ充電できるようになっています。

そしてもちろんWi-Fiも導入されていますので、家以外でも快適なネット環境を保ちながら仕事や勉強に打ち込む事が可能です。

またコーヒーやジュースを自由に飲めるようになっているところも多いです。

コワーキングスペースの利用方法

基本的にはどこのお店も月額料金を支払う事で好きな時間、もしくは事前に予約をする事でコワーキングスペースを利用できます。

月額利用以外でも、一日だけ利用するプランを用意しているお店もあります。お店の雰囲気や利用している人達の様子など、HPを見るだけでは分からない事もありますので、利用したいと思うコワーキングスペースを見つけたら、まず一日利用のプランで試してみるといいでしょう。

早めに家を出てコワーキングスペースで時間を過ごす

コワーキングスペースは朝7時ごろから夜遅くまで、もしくは24時間利用できるところもあります。

そのため会社近くにコワーキングスペースがあるのなら、通勤ラッシュを避けるためにも早めに家を出て、コワーキングスペースで勉強をしながらのんびり時間を過ごすという利用も可能です。

会社の近くにある人はぜひ検討してみてください。

コワーキングスペースを利用するメリット

上記がコワーキングスペースの概要ですが、それ以外にもコワーキングスペースを利用することにはメリットがあります。

勉強や仕事への意欲が高い仲間を作れる

コワーキングスペースの特徴として、個々人が単に勉強や仕事をする空間としてだけでなく、成長への意欲が高い仲間が作れる、などといったコミュニティ的な特徴があります。会社で仕事をしているだけでは接点を作れないような別の職種の人と話せたり、おすすめの資格や仕事についての情報交換も行われたりします。

その関係から仕事に繋がったり転職のスカウトをもらえたりするので、ステップアップのチャンスを得られる事もあります。

周りに頑張っている人の目があるのでサボりづらい

家に一人でいるとつい勉強をサボりがちになってしまうという理由で、上手くコワーキングスペースを活用している人もいます。人の目がある状況であればサボりづらい自分の心理を利用している訳です。

カフェであれば周りの人達は楽しそうにおしゃべりをしていますが、コワーキングスペースはお金を払ってまで勉強や仕事に取り組もうという人が集まっています。そんな人達の中であれば尚更サボりづらくなるので、家での勉強が続かない人にはおすすめです。

コワーキングスペースを利用する際の注意点

コワーキングスペースを勉強場所として利用する利点をこれまで紹介してきましたが、いくつか以下のような注意点もあります。

  1. 人の話し声が聞こえる
  2. 人間関係が面倒な人は合わないかもしれない
  3. シェアオフィス的な特徴が強いところがある
  4. 作業スペースが小さめ

それぞれ理由を紹介していきます。

人の話し声が聞こえる

基本的には勉強や仕事をする場所にはなるのですがコミュニティ的な役割も大きいのがコワーキングスペースなので、話し声や雑音が聞こえてくる事もあります。

ですが、人によっては少し雑音がある方が集中しやすいという人もいますし、カフェで勉強する場合も話し声や雑音が聞こえてくるのは同じです。カフェで勉強したりできるのであれば、コワーキングスペースでの勉強も問題はないでしょう。

カフェには基本的に息抜きをする人が集まるのに対して、コワーキングスペースには勉強や仕事をする人が集まるので、勉強に打ち込みやすいとも言えます。

人間関係が面倒な人は合わないかもしれない

コワーキングスペースの中にはイベントや勉強会を積極的に開催して、コミュニティの活動を盛り上げようとしているところがあります。それも魅力の一つではあるのですが、そういった人間関係を面倒に感じる人もいるでしょう。

また初めて通う時には、既にそこで形成されている人間関係に馴染みにくく感じる事もあります。

逆に学生時代、友達と一緒でないと勉強が進まなかったタイプの人であれば、楽しく勉強を進められる環境でもあります。

シェアオフィス的な特徴が強いところがある

コワーキングスペースでは基本的には勉強をしてもいいし、仕事をしてもいい空間ではあるのですが、中にはシェアオフィス的な特徴が強いところもあります。

シェアオフィスはフリーランスの人や始めたばかりのベンチャー企業が共有のスペースで仕事をする空間です。シェアオフィスを会社の住所として登記登録したり、郵便物の受取先として指定できたりとメリットは多いのですが、勉強のためではなく仕事のために利用している人が多いです。

料金的にもシェアオフィスの方が高い相場になりますので、事前に気になったコワーキングスペースがどういった特徴の運営なのか調べるようにしましょう。

作業スペースが小さめ

基本的には共有スペースの大きめのテーブルを使う事になるので、作業スペースが小さめというデメリットがあります。ノートパソコンを使ったり、参考書やノートを1,2冊広げる分には問題ないですが、それ以上の物を置こうとするとスペースが手狭に感じてしまいます。

利用者が少ない時間帯であればある程度自分の好きなようにスペースを活用できるのですが、夕方以降の時間帯は会社員の方が利用するので人が多くなる傾向があります。

まとめ

コワーキングスペースはカフェの代わりとしての勉強場所としておすすめですが、メリットとデメリット、その人との相性の問題もあります。

そのため、一日利用のプランや無料体験を実施しているお店も多いので、一度試してみてください。

また家での勉強のやる気が出ないのはその部屋の環境が原因になっている可能性があります。以下の記事では、部屋の環境を勉強向けに変えるメリットや方法を紹介しています。

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