英語を話せるようになるための勉強方法というのはいくつもありますが、できるだけ効率のいい方法で取り組みたいと考える社会人の方は多いでしょう。
この記事ではその勉強方法としてオンライン英会話をおすすめします。そのメリットやデメリット、英会話スクールとの違いについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは英会話を習う前に英語の基礎をおさえよう
英語を話せるようになるためにオンライン英会話を習うのはとても効果的ではあるのですが、それでも学習の効果が出にくい人がいます。
その主な原因としては、覚えている英単語が不足していたり、基礎的な文法が分かっていないといったことが考えられます。日常生活に使う英単語でもやはり数は多く、継続的に少しずつでも覚えていく必要があります。基礎的な文法も頭に入れている方が以降の学習効率も上がります。
それらに加えて、できるだけ英語を聞き慣れるためにリスニング問題にも取り組んでみてください。普段の時間にリスニングの問題集などを使って英語の音に慣れて、オンライン英会話の授業中には話すスキルを上げるようにするのがおすすめです。
基本的な英単語や文法を理解する
オンライン英会話を本格的に利用し始める前に、最低でも中学レベル、出来れば高校レベルの英単語や文法を覚えておくと、授業を効率的に進められます。
基本的には英単語帳を使っていきます。
- 英単語の意味や例文を脳内で想像して、テキストでなくイメージとして覚える
- 発音を意識しながら音読してみる
- 自分で音読した英単語や意味を録音して聞く
- 覚えたい英単語の例文を自分で作ってみる
- 定期的に復習する
- 覚えられなかった英単語は別に単語帳を作る
上記のように工夫しながら覚えるといいでしょう。それぞれの詳細については下記の記事で解説しています。
リスニング力を鍛えて英語の音に慣れる
英単語や文法だけでなく出来れば英語の音に慣れておくようにしましょう。オンライン英会話の先生側がある程度こちらのレベルに合わせた速度で話してくれるとは思いますが、リスニング力を鍛えておく方が授業も効率よく進められるので、事前に準備をして損をする事はありません。
既に高校、大学レベルのリスニングの勉強を終えている人なら、実際にオンライン英会話の授業を受け始めても問題ないでしょう。
オンライン英会話を始めた後も、英語に触れる時間は増やした方がいいので、毎日少しずつでもリスニングの勉強を続けるのは大事です。
リスニング用の教材の選び方としては、最初から難しすぎるレベルの問題集を買わないようにします。高校の基本レベルの問題集で十分英語の音に慣れる事が出来ます。
リスニング用の教材を用意したら、以下のような勉強方法がおすすめです。
- 英語の音声を聞きながらテキストを音読する「オーバーラッピング」
- 英語の音声を聞いて一旦停止しながら声に出す「リピーティング」
- 英語の音声を聞きながら同時にそれを声に出す「シャドーイング」
- 英語の音声を聞きながら書き取る「ディクテーション」
- 映画や英会話動画で英語に触れる時間を増やす
書いてある通りの内容にはなるのですが、それぞれの詳細なやり方については以下の記事で紹介しています。
オンライン英会話を選ぶことのメリット
オンライン英会話を選ぶメリットして
- 英会話スクールと比べて料金が圧倒的に安い
- PCやスマホで好きな時間、好きな場所で授業を受けられる
- ほとんどのサービスでオリジナルの無料教材をもらえる
- 自分に合った教師を見つけられる
- 話し方の癖や速さが違う色々な教師の授業を受けられる
などがあげられます。
料金が圧倒的に安い
オンライン英会話の一番のメリットとしてあげられるのが、やはり料金の安さです。
実際に英会話スクールに通ってマンツーマンで授業を受ける場合には、安いスクールでも一回40分2,000円以上はかかります。
オンライン英会話の場合は基本的には月額料金になっていて、月の授業回数30回や無制限の設定で月額6,000円から10,000円が相場になっています。
実際に英会話スクールに通う場合には交通費などの諸経費が掛かるのも考えると、オンライン英会話の料金設定はとても安いと言えます。
オンライン英会話のデメリットとその対策
オンライン英会話のデメリットとして
- 時間や場所の制約が小さい分、やる気がないと続かない
- 先生によって教え方の上手さが違う
- 自ら勉強する意欲がないと伸び悩む
などがあげられます。
時間や場所の制約が小さい分、やる気がないと続かない
オンライン英会話は時間や場所に縛られにくく、料金の安さというメリットがあります。
しかしそれは強制力が減ってしまう事も意味するので、明確な目標意識を持っていないとついサボってしまうかもしれません。
ですが、やる気がないと続かないのは、どの勉強でも同じような話にもなります。自分の具体的な目標やレベルを事前に決めておくと、やる気が無くなった時の処方箋にもなるでしょう。
先生によって教え方の上手さが違う
登録されているたくさんの先生から自分に合った人を選べるというのはメリットにもなるのですが、その反面教える上手さにばらつきが出てしまいます。
予約を入れる前にその先生のプロフィールを読み込んで判断するのも大事ですが、やはり実際に授業を受けてみないと分からない部分も多いです。お互いの相性の問題でもありますし、自分の目標や相性に合った先生に出会えるまで色々な人の授業を受けてみましょう。
自ら勉強する意欲がないと伸び悩む
最初のうちは英語を頭の中で作るのに手間取るかもしれませんが、続けていけばその作業を自然と行う事ができるようになりますし、英語の聞き取りも上手くなるでしょう。
しかしオンライン英会話の授業をただ受け続けるだけでは、途中で伸び悩んでしまう事もあります。
例えば新しく英単語や表現を覚えようとしなければ、授業の際もいつも同じような言い回しばかり使ってしまいます。毎日少しずつでもいいので英単語帳の勉強は続けるようにしましょう。
TOEICで今よりも高得点を取る事を目標とすれば、そのために必要な英単語量が分かるようになり、モチベーションも維持しやすくなります。
オンライン英会話と英会話スクールを比較
オンライン英会話ではなく、実地の英会話スクールに通うメリットとして
- 先生の質の平均が高い
- 英語を勉強する仲間や友達が作りやすい
- 授業の日程が決まっているので強制力が高く、サボりにくい
- ビジネスレベルの英会話を目標とする場合、ビジネスシーンに応じた授業がある
などがあげられます。
一緒に英語を勉強する仲間や友達ができるというのは、楽しみながら学習を進められるので、モチベーション維持にも効果があります。そして授業の日程や時間はある程度決まっているので、サボりにくいというのもメリットになります。
オンライン英会話の場合は自ら予約して、好きな時間、好きな場所で授業を受けられるのはメリットでもあります。ですが、強制力はどうしても落ちてしまうので、続けられるかどうかはその人のやる気に大きく左右されます。
またビジネスレベルの英語力を目標とする場合には、実際の電話応対やプレゼン、営業のようにそれぞれのシーンを体験できるというのも英会話スクールのメリットになります。
ですが、英会話スクールだけでは勉強量が不足しがちなので「オンライン英会話では物足りなくなった場合に英会話スクールに通い始める」もしくは「どちらも同時進行で学習を進める」のも一つの選択肢になります。
まとめ
今回の記事の内容をまとめます。
- オンライン英会話を始める前に、基本的な英単語や文法は覚えておこう
- オンライン英会話のメリットは「料金の安さ」「時間や場所の制約が小さい」「自分に合った先生を探せる」
- オンライン英会話のデメリットは「モチベーション維持の難しさ」「先生によって教え方の上手さが違う」
- 英会話スクールのメリットは「英語学習の仲間や友達ができる」「ある程度の授業日程が決まっているのでサボりにくい」「実際にビジネスシーンに合わせた授業を受けられる」
オンライン英会話、英会話スクール、どちらにもメリット・デメリットがありますので、「自分の目標に合った方を選ぶ」もしくは「どちらも同時並行で実施する」のようにあなたの目標や事情に適した方法を選んでください。
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