ただのしおり代わりじゃ勿体ない!勉強に効果的な付箋の使い方4選!

付箋

文房具専門店、100円ショップ、コンビニでも売っている付箋。可愛いものから実用的なものまで様々な種類が売られていて、どれにしようか迷ってしまいそうですね。

しかし、「試験範囲はここからここまで」のように、ただのしおり代わりに付箋を使うだけではもったいない!今回は勉強の効率をぐっと高める付箋の効果的な使い方についてご紹介します。

進み具合を色別で表現:進捗度別付箋マーク

苦手な部分や覚えていない部分に付箋をつけて、後で見直すことはとても大事です。

勉強初期の段階では覚えていないところが多く、ノートや参考書にたくさんの付箋がつくはず。しかしそこから勉強を続けていけば、付箋を付けたページの中でも「ある程度覚えた個所」と「自信がない箇所」がわかれてくるはずです。

このような進み具合の違いを1つの種類の付箋で表現するのは難しいものです。

そこで、赤・黄・青の3種類の付箋を用意します。

最初は苦手な個所すべてに「赤」の付箋をつけることにします。
そして、苦手な個所の中でもある程度覚えた部分は赤い付箋をはがして「黄」の付箋をつけるようにします。
最後にもう完璧だと感じたページには「青」の付箋をつけていきます。

すると、一目見ただけで勉強の進捗度や見直しが必要なページの優先度が把握できるようになります。徐々に赤色が減って青色の付箋が増えていくのが実感できるので、勉強へのやりがいも感じられるはずです。

また、一度覚えたけれど、「重要な個所だから試験前には見直したい箇所」や「先生がここは出るぞ!と指摘した箇所」などもあるかもしれませんね。そんな時は別の色の付箋を用意してもOKです。

付箋の種類を増やすときは、どの付箋がどんな注意を促しているのか分からなくならないよう、以下の例のようにノートの最初のページに付箋ごとの一覧表を作っておくといいでしょう。

  • 赤:要注意
  • 黄:チェック済み
  • 青:完璧!
  • 白:試験に出る
  • ピンク:直前チェック

得意な個所を増やしていく快感:達成度付箋マーク

最初に紹介した進捗度別の付箋マークはたくさんの付箋が必要で、こまめに学習状況を管理できる人向けです。

しかし、部活などで忙しく「テスト前の1週間で詰め込み勉強をしよう」と考えていたり、苦手な個所が多すぎてなかなか勉強に手がつかない人には「達成度付箋マーク」をお勧めします。

こちらの方法は簡単。ただ、覚えた個所に付箋マークを付けていくだけです。

教科書やノートのほとんどを覚えておらず、最初から最後まで覚えることだらけの人にとっては、暗記していないところに付箋をつけていくほど無駄な作業はありません。何故なら、ほとんどすべてのページに付箋をつけることになり、「特定のページを強調する」という付箋の役割が全く意味のないものになってしまうからです。

その点、暗記済み・理解済みの場所に付箋をつけていく方法なら意味があります。「付箋を付けたページは勉強済み」という印としてページを目立たせることができるからです。次に勉強するときは付箋がついているページを飛ばしていけばいいのです。

ノートや問題集に付箋が増えていけば、それだけ得意な個所が増えているということです。試験前までにノートや参考書が付箋でいっぱいになるように頑張ってください。

勉強スケジュールを管理:ToDo付箋

付箋はページに貼るだけとは限りません。一定の幅がある付箋はちょっとした予定や計画を書き込むのに最適です。机の空いたスペースや、壁に貼れば、便利なToDoリストに早変わりします。

試験前にテスト範囲が発表された時点で、どの科目をどのように勉強するかという計画を立てたとします。これを1項目ごとに付箋に書き出し、目立つ位置(机の横のボード等)に貼り付けます。

例えば、英単語の書き取りを3回、英語過去問題の復習を2回、リスニングCDの聞き取りを2回すると決めたなら、

「英単語書き取り」と書いた付箋を3枚、「英語過去問題」と書いた付箋を2枚、「リスニングCD」と書いた付箋を2枚用意し、ボードに貼り付けます。

そして、1回英単語書き取りをしたら、「英単語書き取り」の付箋をはがします。他の勉強も同様です。試験当日までにボードに貼った付箋がすべてなくなったら、勉強スケジュールが達成されたことになります。

貼られた付箋の枚数を見るだけで、勉強スケジュールが遅れているのかどうかすぐに分かるので、とても便利です。

ただし張り付ける場所がざらざらしていると付箋がすぐにはがれてしまい、やってもいない勉強をやったように錯覚してしまうので注意が必要です。

カレンダーと一緒に用いる応用技も

「何日までには〇〇をする」と日付とともに勉強計画を立てるしっかりした人には、カレンダーに付箋を貼る方法もお勧めです。

まずは予定を書き込めるタイプのできるだけ大きなカレンダーを用意します。例えば、「15日までに英単語20個を暗記する」と決めているなら、15日の位置に「英単語20個暗記」と書いた付箋を貼り付けます。15日までに暗記が達成できれば、付箋はポイしてかまいません。もし、予定が狂って15日までに暗記ができなかったときは、17日や20日など後の日付に付箋を移動します。

勉強スケジュールが予定道理進行していけば、カレンダーはだんだん真っ白になるはずですし、予定が遅れればそれだけ付箋が後半に偏ってごちゃごちゃしてくるはず。もし付箋が後の日付に貯まってきたら、勉強のペースを上げる必要があるということです。

暗記したい部分を抜き出して壁に貼る:覚書付箋メモ

付箋の中には指先ぐらいの小さなものもあれば、メモ帳や手帳サイズの大きなものもあります。最後に大きな付箋の利用法について解説します。

勉強をしている最中、何回も見直したのにどうしても覚えられない単語や歴史人物の名前などが出てくることがあります。こういった自分と相性の悪い語句は「いつでも見直せる場所に常に書いておく」「さらに試験直前に見直す」必要があります。

これを可能にするのが大きな付箋です。勉強中に苦手だと感じた語句は大きな付箋に書き込み、机の端や壁など「勉強中いつでも見える位置」に貼り付けておきます。付箋は大きいので数十個の単語を書き込むことができます。苦手だと思ったものはそのたびに付箋に書き足していきましょう。

ただし、何でもかんでも付箋に書いてしまうと、試験直前に見直せる量を超えてしまいます。だいたい、はがき大の付箋1~2枚に収まる量に留めておくのが無難です。

付箋は簡単に貼ったりはがしたりできるので、登校時は学校のノートに貼り付けて、帰宅後は机のそばに貼って、とできるだけ持ち運んでいつでも目に入るようにすることができます。

試験日になったら、ノートや問題集の中に貼り付けて試験会場まで持っていきます。試験直前に目を通せば、どれだけ覚えにくい語句でもある程度頭に残るはずですよ。

ちなみに大きい付箋はコンビニではあまり見かけません。100円ショップや文房具専門店で探しましょう。

付箋を使って勉強スケジュールを管理しよう

紹介したように付箋を使うと、参考書やノートのページを目立たせたり、自分の「やるべきこと」をチェックすることができます。

付箋は比較的安いものです。どんどん使って、試験までの勉強スケジュールを管理していきましょう。

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