資格取得が趣味の著者が送る、勉強におけるやる気の出し方

やる気に溢れる女性

仕事が忙しい、部活動で疲れている、見たいテレビや遊びたいゲームがあるなど、勉強のやる気が出ないときってよくありますよね。

もちろん、私も同じ悩みを抱えている一人ですが、その悩みと向き合い続けた結果、勉強のやる気をコントロールするコツがわかってきました。その証拠に、10種類以上に及ぶ多数の資格を取得することに成功しています。

ちなみに私が取得している資格の例は下記の通りです。

  • FP 2級
  • 簿記 3級
  • 基本情報技術者
  • 第三種電気主任技術者
  • 第二種電気工事士
  • 危険物取扱者 乙種4類

などなど。

今回は、既に資格取得が趣味になってしまった私が感じている、勉強のやる気の出し方について論じてみることにします。やる気が出ないで困っているかたはぜひ参考にしてみてください。

やる気を下げてしまう習慣

やる気を出すどころか、知らず知らずのうちに勉強のやる気を下げてしまう習慣があります。勉強のやる気を出すためには、これらの習慣をいかに断っていけるかがポイントになります。当てはまる部分がある方は一度勉強スタイルの見直しをしてみてください。

禁欲する

勉強の妨げになるものはやる気を低下させるため、禁欲すべきとの考えがあります。しかし、それは勉強のやる気を低下させる原因になりかねません。

というのも、そもそも人間の脳には、報酬が得られるから、それに対応した行動を繰り返したくなる「報酬系」というシステムが備わっています。
つまり、禁欲すると、報酬が得られない → やる気が出ないという事態を引き起こします。

私の経験上もそうです。大人になって資格の勉強が継続できたのは、間違いなく、金銭的な報酬があったからこそだと納得しています。
具体的には、資格を取得する → 給料が上がる → さらに資格を取得したくなる → 勉強のやる気が上がる、という好循環にうまくはまっていました。

子供の場合は勉強しても、基本的にはそのようなメリットがないため、この報酬系のシステムを確立させづらくなっています。にも関わらず禁欲などしたものならば、このシステムが退化して勉強のやる気を引き出すコツが体感できなくなります。したがって、やる気を下げないために、禁欲はしないようにしましょう。

わからないことに固執する

勉強が嫌になる理由の一つにわからないことに執着してしまうことがあります。いくら考えても答えが出ず、15分、30分、1時間と時間が経ってしまい、結局時間が無駄になってしまうのでは、勉強に対するやる気がますます下がってしまいます。

わからないことは実は、あまり必要な知識でなく、それもあって参考書で詳しく説明されていないことがあります。また、そもそも教材自体がわかりにくいこともあります。

やる気が削がれているなと感じたら、すぐに違う分野に着手する、あるいは、少しでもわかりやすい教材に買い替えることをおすすめします。

目標を高く立てすぎる

例えば、いきなり難易度の高い資格試験を目指したケースを考えてみてください。必然的に語彙の専門性が高まるだけでなく、覚える量が増加します。
それに伴い要点の判断が難しくなるため、理解しなくてもよい場所に時間をかけて消耗し、やる気を削がれる可能性が高くなります。
また、そうなると達成感も得られにくくなりますから、先述の「報酬系」の観点から見てもやる気を削がれてしまう恐れが大きいと言えるでしょう。

もちろん、このことは資格以外の勉強にも当てはまります。レベルの高い志望校の過去問を解いて勉強のやる気が低下してしまうくらいなら、スラスラと解ける自分の学力に近い志望校の過去問から解く方が断然効率的です。

つまり、何事も順序や段階が大切。勉強のやる気が出ない人はそもそも目標が高すぎないかを日ごろからチェックしてみる癖をつけるとよいでしょう。

勉強のやる気の出し方

ここまで、やる気を下げる習慣を紹介しました。ここからは本記事の本題である勉強のやる気の出し方を紹介していきます。どれも気軽に取り組みやすいものを中心に取り上げていますので、やる気が出ない時に試してください。

得意分野と苦手分野に割く時間を調整する

成果が見えるとそれが快感となり、やる気が持続しやすくなります。したがって、勉強をする際には、まず得意分野から始めるようにしましょう。

ただし、得意分野ばかりに集中し、苦手分野を避け続けてしまうと成長が止まってしまいます。そこで、苦手分野の勉強時間をうまく調整することが大切になります。ですが、どのように調整すればよいのでしょうか?

みなさんは食事で苦手な野菜を食べる時は適度に調整しますよね。苦手なものばかり積極的に食べることはあまりないはずです。得意分野と苦手分野の配分もこれとまったく同じイメージといえます。

そのさじ加減は人それぞれですが、少なくともやる気が出ない場合は苦手分野に割く時間を減らすようにしましょう。

短時間のサイクルで複数回勉強する

まず、勉強のやる気は、勉強時間に応じて変化することを心得ましょう。そのイメージをつかんでもらうために、目の前に荷物をイメージしてみてください。

冷蔵庫やタンスなどであれば、移動させるのに疲れそうだと感じるはずです。反対に、携帯や缶ジュースなどの小物であれば特に負担を感じないのではないでしょうか。勉強のやる気についてもこれらと同様です。

このことを踏まえると、勉強に対する負担を減らしてやる気を出すためには、勉強時間を少なくすればよいことになります。
しかし、ただ勉強時間を減らしては学習する量まで減ってしまいます。したがって、短時間のサイクルで複数回学習することがおすすめです。

勉強時間を小分けにすることで一度あたりの勉強の負担が減り、とてもスムーズに勉強を始められるようになりますよ。

これについては下記の記事もご参照ください。

誰でもできる!集中して勉強を続けられるインターバル式勉強法

勉強すれば自由時間が増えると考える

やる気を下げないために、禁欲をしないことをおすすめしましたが、中高生の場合は勉強に対してどのようなメリットを実感すればよいのでしょうか。

成果を実感するためにぜひとも意識してもらいたいメリットが「自由時間が増える」ことです。子供であれ大人であれ、自由時間が欲しいという欲求ほど強いものはないといえます。それを逆手にとってモチベーションを上げるというわけです。

自由時間を増やしたいと思ったら、当然、早く勉強を終わらせたいと思うわけです。すると、例えば早起きして勉強したり、隙間時間を利用したりするという行動に繋がります。

このメリットを意識すると、学校の授業で居眠りすることすらもったいないと思えるようになるから不思議です。

まとめ

勉強のやる気を下げてしまう習慣とともに勉強のやる気の出し方をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。ちょっとした工夫で勉強のやる気を出せることがおわかりいただけたと思います。

ちなみに、勉強が得意な人は今回紹介した方法も含めて、やる気のコントロールの仕方をさまざま体得しています。もちろん、本記事を読んだ皆さんも、その糸口をすでにつかんでいるはずです。

今回紹介したやる気の出し方を参考にして、それぞれのシチュエーションにあったやる気の出し方を探してみるとよいでしょう。

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