効果絶大!レコーディング勉強法とは?

レコーディング勉強法

大学受験に、資格試験や昇進試験に、人生においては世代を問わずいろいろと学習する機会はありますが、ただ漫然と机に向かって手や目を動かすだけになっていませんか?

机に向かっているだけで勉強した気になってしまったり、その間の時間の使い方を十分管理できていなかったりという人は、世代を問わず意外と多いものです。

そんな中、目に見えて成果や学習進度、モチベーション、集中力、客観的な学習時間や量的管理、さらには達成感と学習による満足度につながる方法があります。

それが「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」と呼ばれる方法。

録音することで公式や理論、語学などを覚えるタイプの学習法も存在しますが、今回ご紹介するものはそれとは異なります。その日その時の学習の記録を、様々な項目でワークシート、ノートやスマホアプリなどに記録して、その集計やトレンド、特徴などから学習方法に常にフィードバックしていく方法です。

「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」の方法や効果について、ご紹介します。

「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」の方法は?

レコーディング学習法は、文字通り、学習のあらゆる情報を記録し、蓄積。そしてその内容を分析して、逐次自分の学習内容や学習計画、そして学習環境にフィードバックさせていくもの。

ワークシートやノート、スマホアプリなどに記録していきます。

それぞれの記録方法や記録項数などにより・・・

  • 学習記録の作業時間
  • 記録する情報の質や種類

等が異なり、とくに後者による違いで「その後、蓄積された情報を分析することで、自分自身のどんな学習傾向が見えてくるか」などの点で違いが生まれてきます。

たとえばこんな記録項目があります。

  • 学習教材名(書籍やアプリ、Webサイト名)
  • 学習したメディア分類
  • 学習ページや章単元範囲
  • 学習進度と正答数と所要時間(設問数、センテンス数や語数、学習ページ数と所要時間)
  • 正答問題/不正答問題
  • 学習の結果、気になるポイントや他単元で確認が必要なこと
  • 学習した場所(学校や予備校、カフェ、自習室、職場など)
  • 学習した時間帯(時刻)
  • 天気や温度
  • 学習時間の体調など特筆すべきこと
  • 学習時刻や時期の話題

これらは学習の都度記録するもの。

所要時間や時刻、ページや問題数などは「教材ごとの学習時間の積算管理」「バランスの良い科目間の学習量配分」「単元別苦手度や正答率向上管理」「解答スピードの把握」「暗記や問題演習の時刻による定着率や進む分量の波」などの把握に役立ちます。

テスト直前に、最後にページをめくって確認しておきたい苦手問題のチェックにも役立つので、とくに科目数が多く、学習を続ける中で科目間の演習量の差や、学習ブランクができやすい大学受験や中小企業診断士、技術士のような試験ではおすすめの方法です。

最後の5項目は、あまり学習そのものの記録としては優先度が高くないと考えている人があるかもしれません。

ですがたとえば、学習の中でもインプット期の初期段階では、自分にとって最適な暗記環境や、覚えた記憶を引き出すための関連記憶~覚えた日時や場所などが非常に大切になります。

特に、テキスト量が多く、各種の条項や判例・論点などをばらばらに覚えながら、インプット後期とアウトプット期にはそれぞれの記憶を自分の中で連関させ、その上で条文はそのまま丸写しに近い状態でも答えられなければいけない試験があります。

例えば司法試験や司法書士、弁理士、管理的な技術系国家資格などの試験では、1問1問を確認しながら答えるタイプの人と、記憶で答える人の両者が、それぞれ一定数合格者の中に必要とされることもあります。

受験者の中でも上位層、後者の「試験のために十分すぎる準備が必要なタイプ」の方にとって、これらのインプット時のあらゆるコンディションを記録しておけば、俗にいう「エピソード記憶効果」のため、ぐっと思い出しやすくなるでしょう。

これらのデータを、自分なりの分析や集計などによって、%化やグラフ化しておくのもおすすめです。

「積み上げバーチャート」「達成率や正答率折れ線グラフ」「平均所要時間×正答率折れ線グラフ」「達成率レーダーチャート」などが比較的少ない情報項数で、だれでも簡単に作成できるチャートです。

達成感が得やすく、モチベーションの維持につながりやすいといわれるのは、これらの比較的単純なチャート群です。

また、最近はやりのAIなどを用いて「気になったポイント」や「教材名×問題番号×正答率×間違えた問題の単元キーワード」などを用いて、複合問題などでの苦手面を分析して表示させるようにしてみるのも良いでしょう。

AIを用いての分析としては、これらのタイプのものはあまり複雑度が高くありません。そのため、WEBサービスの簡略型AIなどを用いても作成できます。

もっと簡単なところではExcelワークシートから関数操作だけでキーワードを抽出してデータのトレンドを取り、そこから関連するマスターシート上の行を抽出するといった簡易トレンド分析のような方法も可能です。

現在大学受験生であれば、入学後のデータ分析スキルにつながる手法として、こういった方法を調べて自分なりの記録項目と分析方法を探してみるのも良いかもしれません。

記録する媒体によって、メリットデメリットもあります。順にみていきましょう。

ワークシートやデータベースに記録する方法

比較的、記録したい情報量が多い方にお勧めなのが、ワークシートやデータベースに記録する方法です。

完全にツールを自作するのであれば、導入初期にはかなり時間を要しますが、マイクロソフトオフィスやその他のオフィスツールでは、各所で豊富なテンプレートが用意されています。

学習用に特化されたものはあまり数多く配布されていませんが、たとえば、工事や開発案件の日程管理ツールのようなものでは、テンプレートが数多く配布されています。こういったものをダウンロードして、自分で少しカスタマイズしてみるのも良いでしょう。

関数と簡単なマクロなどで、ストップウォッチ的な使い方もでき、問題範囲ごとの所要時間なども秒単位で記録するのも簡単です。

当然デメリットもあり、持ち歩いているスマホやPCなどのデバイスが電池切れなどで使えないときには細かな記録が取りにくいことなどは面倒なところです。

クラウドサービスなどを利用して、サーバ上に手持ちのどのデバイスからもアクセスできるワークシートやデータベースを用意して、常に最新の情報を保てるようにしておくのがおすすめです。

学習分析やレポートを作成しやすいことからも、情報量に対して、もっとも便利な方法です。

ノートや手帳に記録する方法

中高生など情報通信機器を常に手元に置けない方にお勧めなのがノートや手帳に記録する方法。

細切れ時間でも、紙と鉛筆さえあれば、いつでもどこでも記録をとることができます。

ですが、紙面に文字を書く関係で、データ項目を詳細に設けておくとその分記録行為自体にかなり時間を要してしまいます。

また紙に記録をとる関係で、1問ずつ詳細な記録を付ける際には、紙面自体が広く必要。あまり経済的ではないかもしれません。

二度手間にはなりますが、毎日紙に記録を取ったうえで、自宅で各項目をワークシートなどにインプットしてチャート化、管理する方法などもあります。

アプリを利用する方法

最近、子供から大人まで、数多くの利用者があるのが、スマホやタブレット、PC、WEBサービス用の学習記録ツールです。

大手情報会社から、大手出版社、小規模IT系企業などまで数多くの企業が手掛けています。
記録するのは非常に簡単で、特にスマホやタブレットを外出先や自宅で存分に使える方にとってはシングルステップで記録ができるものもあり便利です。

また、同じ教材や科目、目標を持った仲間を全国の利用者からピックアップして紹介してくれ、さまざまなライバルたちの達成度や悩み、一言日記などを読むことができるアプリなどもあります。

自分だけでなく、直接誰かを特定しなくても、ライバルたちの動向をしることができる便利なアプリもある一方、デメリットも多くあります。

たとえば、記録した情報を外部のワークシートやテキスト情報として出力できないものが多いこと。また、ジャンルタグなどが充実していないため、教材別で記録を始めると、科目別や単元別などでの集計分析はしづらいこと。

さらには、自分が必要な情報項目よりも、アプリの場合には項目数が少ないことなどもよくある話です。

複数デバイス間で情報共有ができるタイプのものもありますが、デバイスごとに別々に設定しなければならないものもあります。となると、充電状態はいつも万全でなければなりません。

スマホやWEBなどでの学習を継続している方や、学校からそのまま夜間まで塾に通うお子さんなどでは、モバイルバッテリを持っていても、充電がいつも足りないということも少なくありません。こういった方には、ちょっと不便。

ですが、ワークシートやデータベースタイプを自作するときには「すでに好評を得ているアプリなどをすこし使ってみて、足りない項目があるなら自作する」というスタイルにしたほうが、時間を無駄にせずに済みます。

「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」の効果的な学習へのフィードバック方法は?

「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」はもちろん、記録して、そのデータそのものを眺めたり、あるいは分析・図表化して、ただ眺めるだけではいけません。

毎日のあるいは、毎週など、自分にとって区切りの良い学習タイミングで、都度見直しをかけて、学習計画に反映させることが必要。

筆者の場合、問題を解くスピードと正答率を共に上昇させたい目的で、レコーディング勉強法を取り入れました。

ワークシートやデータベースを使って、教材別、科目別、単元別でそれぞれ項目別に%管理やチャート類に自動で反映させる方法を長く利用しています。

毎日の学習を始める前後に、今日までの達成率や正答率推移などを確認。そして、問題演習1セットずつに詳細に時間を記録して、正答率とスピードなどを分析。

同じ科目や教材の問題演習や暗記を行う時「同じ方法や手段のものについて、正答率とスピードを常時管理して、学習時間割り付けに都度フィードバック」という方法をとっています。

ノートや手帳などに、学習科目や時間数を記録するだけといった比較的記録項目が少ない方では、カレンダーに科目と時間の分布を面積による色分けなどで書き込んで、長く科目ごとのブランクが発生しないようにフィードバックするのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「レコーディング学習法/レコーディングスタディー」の方法についてご紹介しました。

自分の学習上での悩みによって、どんな項目や記録メディア、記録するタイミングや物量的な区切りが良いかを、徐々に修正。

そして自分らしいスタイルを確立できれば、ただの学習記録の蓄積ではなく、記録した情報がまるで自分の手足のように、アウトプット時にも活きてきます。

一度、学習の中に、この方法を試しに取り入れてみませんか?

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