【現代文】大学受験対策におすすめ!参考書・問題集4選

現代文

大学入試センター試験の国語は、現代文、古文、漢文で構成されています。
その他、二次試験や私立専願試験でも、文系の受験生は国語を受けなくてはなりません。

その中でも現代文は、得意な方とそうでない方に分かれますが、現代文を上手く解くコツを掴むための参考書はどのようなものがあるのか、ご紹介したいと思います。

現代文は評論と小説の2種類がある

現代文は、大きく分けて評論と小説の2種類があります。評論は社会情勢を述べたもの、小説は近現代文学などが出題されます。

現代文といっても、評論が得意な人、小説が得意な人、どちらも得意な人、どちらも苦手な人など分かれます。
入試ではどちらが出題されるかも分かりませんし、受験する大学によっては両方課されることもあります。

常日頃から新聞や本を多く読んでいる人はあまり苦労しないようですが、文章を読むこと自体が苦痛だという人にとっては現代文は厄介なものです。

では、現代文で高得点を取るためには、どのような参考書を選べば良いのでしょうか。

中堅私立大学を志望する人向けの現代文の参考書

中堅私立大学の偏差値は、およそ55くらいです。
関東でいえば、日東駒専からGMARCHの偏差値低めの学部あたりです。関西では産近甲龍あたりが挙げられます。

基礎は身についているけれども、難しい文章が読めない、熟語の意味が分からないという人は、駿台受験シリーズの『現代文読解力の開発講座』がおすすめです。

問題自体は少ないですが、内容は濃いので、基礎を復習したい人にも向いています。
詳しい解説がついているので、自分で解いてみて分からなかったところを確認することができます。理系の人で、センター国語に苦手意識がある人でも取り組みやすいでしょう。

センター試験の現代文は、そこまで難易度が高くないので、この1冊をまずはやってみましょう。

GMARCHや関関同立の難関私立大学を志望する人向けの参考書

難関私立大学といえば、東京のGMARCHや関西圏の関関同立が挙げられます。偏差値は60くらいから、65を超える学部まであります。
この場合、基礎的なことだけでは現代文の問題を解くのは難しいので、より踏み込んだ内容のものを選ばなくてはなりません。

これらの大学の現代文の特徴としては、文章がとても長いことや、設問の内容が難しいことが挙げられます。
文章を何度も読み返していては、時間が足りなくなってしまうので、要旨を掴むことが前提です。

そこでおすすめの参考書は、河合出版の『現代文と格闘する』です。

基礎はできているけれども、応用レベルまで持って行きたい人、ジャンルによって苦手なところがある人、分かりやすい解答を書くための技術を身に付けたい人に向いています。

また、同じく河合塾シリーズの『入試現代文へのアクセス 発展編』もおすすめです。

問題を進めて行くごとに難易度が上がって行くので、1ページ目から順番に解いていくことで実力が養われます。
多少レベルが高いので、更に上の最難関私立大学である早慶上智を目指す人も使える参考書です。

最難関私立大学や東大・京大を志望する人向けの参考書

最難関私立大学といえば、東京の早稲田大学、慶應大学、上智大学などが挙げられます。

国公立大学で最も難しいのは、旧帝国大学の東京大学と京都大学です。
もちろんその他の旧帝国大学も難易度は高いですが、東大・京大はやはりずば抜けて難しいです。

センター試験では7〜8割を取っていなければ、東大や京大の足切りにあってしまうので、現代文は理系の人でも文系の人でもおろそかにできません。

私立の最難関大学でも、高得点をマークしなければ、合格ラインに達しません。
そこで、これらの大学を目指す人におすすめしたい現代文の参考書は、河合出版の『得点奪取現代文』です。

この参考書の特徴は、解説が別冊になっているので読みやすい点と、解答例があるので採点者がどの部分を見ているかが分かる点です。

論述対策をしっかりと行いたい受験生向けの参考書と言えるでしょう。

まとめ

今回は大学受験対策に使える現代文の参考書を紹介致しました。

難しすぎるものも、易しすぎるものも、効率よく勉強するには向いていませんので、自分の今の学力と、志望校の偏差値を考えて選ぶことが大切です。

特に現代文が苦手という人は、基礎固めをすることを優先してください。

難関大学を目指す人は、どんなジャンルのものが出題されても解けるように、論旨を掴むことを大切にしましょう。

また、来年度以降導入される大学入学共通テストについてはこちらをご参照ください。

2020年度から実施!大学入学共通テストの違いと対策について

 

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