高校の日本史のおすすめ勉強法!定期テスト対策で大学受験に備える

日本史

日本史は暗記科目と言われ、勉強をすればするほどそれがそのまま点数に繋がりやすい教科と言えます。ですが定期テストであれば他の教科も勉強をしないといけませんので、できるだけ効率よく勉強を進めたいと考えている人も多いでしょう。

この記事では日本史のおすすめの勉強法や考え方についてご紹介します。

定期テストをしっかりと対策する事で大学受験のための土台となる

最初に定期テストの重要性について触れておきます。受験科目として日本史を選ぼうという人は、受験勉強の時期が本格的に始まってからでなく、普段の定期テストの段階からしっかりと勉強しておくといいでしょう。

日本史は勉強時間さえ確保できれば誰でも高得点を取りやすい科目と言えます。ただし大学受験での日本史のカバー範囲は広く、受験勉強が本格的に始まってからでは詳細まで勉強できない可能性もあります。それに日本史以外の教科、例えば英語や国語や数学に時間を割きたい人も多いでしょう。

そのためにも定期テストの段階からしっかりとテスト範囲を勉強しておき、受験勉強が本格的に始まったら再度忘れた部分や、詳細を復習するようにしましょう。

また定期テストとは違い、大学受験のための勉強となると学校の教科書や資料集以外に、参考書や問題集を買う場合もあるでしょう。

以下の記事で、目標とする大学のレベル別におすすめの日本史の参考書、問題集を紹介しています。

【日本史】大学受験対策におすすめ!参考書・問題集6選

日本史の教科書を音読して流れを掴む

それでは具体的な勉強法についてご紹介します。まず最初の取っ掛かりとして、日本史の教科書を声に出して読みましょう。黙読よりも音読の方が頭に内容が残りやすく、読みが難しい漢字の読み飛ばしも減るのでおすすめです。

この段階では詳細部分や人名などの漢字をしっかりと覚える必要はありません。さらっと教科書の文章を読みながら、全体的な流れを把握するように意識します。

日本史に限らず、何かのジャンルを勉強する時はその全体的な流れや骨組みから理解して、その後に詳細を勉強すると効率が良いと言われています。まずは太い木の幹を育ててから、枝や葉をつけていくイメージです。

もし勉強時間を確保できるのであれば、テスト範囲を1周で終わるのではなく、最低3周ほど音読をすると大まかな流れを覚えられるでしょう。

また勉強のやる気が出ない時には、取っ掛かりとして日本史の教科書を読むというのもおすすめです。テスト勉強は始めてしまいさえすれば段々とやる気も出てきます。それにノートに書いて覚えたり問題集を解いたりするよりも、気軽に始められるという理由もあります。

  • 黙読の代わりに音読をすると内容が頭に残りやすい
  • 音読は気軽に始められるためモチベーションアップに繋がる
  • 音読は眠気覚ましにもなる
  • 高速で音読する事によって記憶力自体が良くなる

日本史以外の教科でも、音読を活用する事によって効率よく勉強を進められます。音読を用いた勉強方法や効果について以下の記事でも紹介しています.

音読を用いた効率のいい勉強方法とは?記憶力自体も良くなる?

出来事の因果関係も意識する

教科書を読みながら全体的な流れを掴むと同時に意識して欲しいのが、出来事の因果関係です。例えば「応仁の乱が起こり戦乱が10年以上続き、室町幕府の衰退に繋がった」のように因果関係を意識しながら読んでみてください。

人名や出来事の名前をそのまま丸暗記しようとすると中々記憶に定着しにくい事もあるのですが、背景や因果関係を理解する事で人名や出来事の名前も覚えやすくなります。

普段の隙間時間に日本史の教科書を読む

十分に勉強時間を確保できているのであれば問題ないのですが、日本史以外の教科の勉強に時間を多く割きたいという人もいるでしょう。そのような場合には電車や休み時間などのちょっとした隙間時間を活用して日本史の教科書を読むというのもおすすめです。

教科書を読むだけなので、あまり場所を選ばずに勉強を始める事が出来ます。先程も紹介したとおりこの段階では大まかな流れを把握できればいいので、漢字まで覚える必要はありません。そういった意味でも隙間時間を活用するのはおすすめできます。

ノートや資料集を使って詳細を覚えていく

教科書で全体的な流れを把握できたら、次は詳細を覚えていきましょう。この段階では人名や名称を覚える事を意識して、ノートに書くなどして記憶に定着させましょう。

また授業中に書いたノートでの勉強は主に、教科書に載っていなかった部分に集中して取り組むようにします。テストを担当する先生にもよるでしょうが、そういった教科書に載っていない部分をテストに出してくる人もいます。

そして資料集もしっかりと活用します。資料集には教科書には載せきれなかった事象の詳細や文化、作品などが載っています。
教科書は大まかな流れを把握するために、資料集は横に知識を広げるために使い分けるといいでしょう。

資料集を使う理由として、イメージと一緒に記憶できるというのもあります。テキストだけで覚えるのではなくイメージと一緒に覚える事で、実際に問題を解く際にその記憶を取り出しやすくなると言われています。

日本史の年号の語呂合わせを自分で考えてみる

定期テストを担当する先生によっては、ある出来事の年号を回答する問題を出してくる場合があります。それ以外にも出来事の順番を並び替えて回答するという問題も存在します。それらを解くためには重要な出来事に関しては年号を覚えてしまうというのが一番手っ取り早い方法になります。

日本史の教科書を何周かしていれば流れを把握出来ているので、ある程度の出来事の順番も頭に入っているとは思いますが、年号をしっかりと覚えて損はしません。

年号を覚える方法としてはやはり語呂合わせ。

語呂合わせを作ってくれている暗記本を使うというのも一つの手ではありますが、この記事では自分で年号の語呂合わせを作ってみる事をおすすめします。自分で考えて語呂合わせを作る事でより頭に残りやすくなります。

問題集を解いて、間違えた部分は教科書や資料集で復習

最後に問題集を解きながら、これまで勉強した部分の確認と補強をします。これも日本史に限らない話ですが、勉強はインプットして終わるのではなく、アウトプットもセットとして考えましょう。

人の記憶はそのインプットした情報をアウトプットする事でより頭に残りやすくなると言われています。実際に問題集を解き、そして間違えた部分については教科書やノート、資料集を使って復習します。

答え合わせをして終わりではなく、問題集の解答部分にも詳しい解説が載っている場合も多いですので、そちらを勉強するのもおすすめです。

問題集もこれまでの勉強法と同じように何周かする方が記憶に残りやすくなります。

友達と問題を出し合って勉強する

問題集の他にも友達と問題を出し合うというのもアウトプットの勉強としておすすめです。問題集とは違う視点からの問題が出てくる事もあり、それを考えて解く事でより内容が記憶に残りやすくなります。

それにお互いに問題を出し合いっこすれば楽しみながら勉強を進められるので、そういった理由でもおすすめです。

誰かに教えるという勉強法

誰かに教えるというのもアウトプットの勉強法として効果が高いです。誰かに教えるには、自分の頭の中で内容を覚えていて、しっかりと整理できている必要があります。この勉強法を実施する事で、インプットして分かったつもりになっていた部分を見つける事も出来ます。

友達に教える以外にも、SNSやブログで誰かの参考になるように想定して書くという方法もあります。想像の相手に対して授業をするというエアー授業もおすすめです。どの方法にしろ勉強した内容を言語化して説明する必要がありますので、勉強の効率はとても高くなります。

以下の記事では誰かに教えるという勉強法の詳細や、別の勉強法についても紹介しています。教科関係なく活用できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

誰でもすぐに成績が上がる!唯一にして最強のアウトプット法とは!?

まとめ

最後に記事の内容をまとめます。

ポイント
  1. 定期テストの勉強をしっかりとして受験勉強の土台を作る
  2. 日本史の教科書を音読して、まず全体的な流れや出来事の因果関係を把握する
  3. ノートや資料集を使って詳細を勉強する
  4. 問題集を解いたり友達と問題を出し合う

勉強時間を割けば誰もが点数を上げやすい科目である日本史。この記事の内容を参考にして、できるだけ効率のいい勉強法を試してみてください。

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